今日は何の日?
テーマ「暴走を止める善師と善友が大切」
1945年4月30日のこの日、ドイツ(第三帝国)首都・ベルリンでアドルフ・ヒトラーが逝去した。
遺書をタイピングし、唯一無二の恋人エヴァ・ブラウンと結婚式を挙る。愛犬ブロンディを毒殺。妻エヴァ・ブラウンと共に総統地下壕の自室に入る。エヴァ・ブラウンは服毒自殺、アドルフ・ヒトラー自身は拳銃自殺であった。
ヒトラーは対局を見失い確かに間違った。マルかバツでいえば、明らかにバツである。しかし、全てを否定するのは尚早に思える。
・第一次世界大戦で疲弊した国を再建し、米国に次ぐ世界第二の経済国にした。
・アウトバーンや鉄道などの整備
・公共事業による失業者の減少
・国民の健康のために有機野菜を推奨し国民の健康を大切にした。
・大気汚染しないように環境問題を注意した。
彼が行なった政策がドイツ国民を熱狂させるほど善きものがあったのも否めない。
ただ、暴君によくあるパターンに彼も陥ってしまった。暴走してしまった。良き政策を初期に行っていたにもかかわらず、暴君に変貌するものは少なからずいる。
・秦の始皇帝。中華を統一した英雄であった人物。
・暴君の代名詞であるローマ第五代皇帝ネロ。彼は皇帝就任してしばらくは名君の譽れが高かった。
・室町幕府第六代将軍足利義教。僧侶であったが還俗し父の三代将軍義満に習う善政を将軍就任当初は敷いていた。
・オルレアン包囲戦でジャンヌ・ダルクに協力して英雄とまで呼ばれたジル・ド・レ
・貧民救済をし多くの書籍を編纂した李氏朝鮮の第10代国王燕山君
・信仰心が篤かったイヴァン雷帝
繰り返すと、私はヒトラーは好きではない。ヒトラーは暴走してしまった。やはり駄目な典型だと思う。どんなに良きことから始めても暴走してしまっては意味はない。彼には善師と善友がいなかった。
ヒトラーの死について見つめ、改めて善師と善友に感謝したいと強く思う。
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