2014年7月23日 (水)

アニオタ和尚推薦『アオハライド』。女子学生の視点の青春モノ。 #aoha_movie #aoha_anime

アニオタ和尚のつぶやき『アオハライド』。

http://aoha-anime.com/
女子学生の視点で見た甘酸っぱい青春モノ。原作にはなかったアニメならではの、なかなか見事な心理描写もあります。賛否両論はあるようですが、累計600万部は伊達でありません。学ぶべきことは多々ありです。
アオハライドとは「青春(あおは)」と訓じて、rideは英語で、作者の造語のようです。
スト-リー:中学時代に「猫をかぶっている」とイジメられ一人ぼっちになってしまった主人公吉岡双葉が、誰も知らない高校に進学し、そこでは今までとは全く違った少しがさつな女子高生を演じていました。ところが、幼なじみと出会い、またかつての自分と同じような同級生を見つめて本音を爆発。表面的な付き合いをしてきた友達と別れ、本気で生きていこうと決意して展開する学園モノです。女子高校生の心理を巧みに描いた作品で、ゆったりとした流れはドンパチよりも心落ち着きます。
コミックの販売が累計600万部という漫画が元になったアニメです。2011年から『別冊マーガレット』に連載中。作者咲坂伊緒さんは映画にもなった『ストロボ・エッジ』の原作者。こちらは累計400万部とか。
映画化も決定し、年末に公開されるそうです。
アオハライド - Facebook もあるようです。
https://www.facebook.com/aoharide.movie

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2014年7月19日 (土)

お勧めの一冊:『史上最強 般若心経入門』

お勧めの一冊:『史上最強 般若心経入門』(ナツメ社:頼富本宏編著 下泉全暁・那須真裕美著)

イラスト入りで一見すると一般向けのように見えますが、仏教に詳しい人にも読み応え十分ありです。坊さんの法話のネタ本にもなります。一冊持っていても損はないと思います。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/481635302X?adid=0WFWGSE9ZFTQ1A40VG6Y&camp=243&creative=1615&creativeASIN=481635302X&linkCode=as1&tag=prpmenade-22

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2014年7月17日 (木)

遊歩和尚のつぶやき「桂文珍さんの歴史人物評は、とても学ぶところが多く、面白い ただし二十年前のもの」

二十年ほど前に桂文珍さんが『日本歴史人物講座 フムフムなるほど人間がわかる』(PHP)を書かれていました。たまたまそれを手に入れ、読んでみました。紋切り型の内容も少なくありませんが、一人ひとりの人物を、短い言葉で表現するその能力には頭が下がります。私自身も歴史物を扱うことが少なくないので、文珍さんの表現の仕方を学ばねばならないと感じます。

具体例をしめすと

織田信長は「運のええ人やった」・・・本能寺の変で急死した彼をこう述べるのも、おもしろい視点です。

武田信玄は「優しすぎると、部下と女性にはモテるが、創業者にはなれない」。豪傑のイメージが強い信玄を心優しき人であったとするのは、大河ドラマの中井貴一さんのイメージが手助けしたのか、これも面白い視点です。

そのほか、平清盛、北条政子、坂本龍馬、お市の方、豊臣秀吉、北政所、徳川家康。淀君、源義経、伊達政宗、春日局、前田利家、平賀源内、勝海舟、西郷隆盛、吉田松陰、高杉晋作、足利尊氏、楠木正成、聖徳太子、菅原道真、斎藤道三、北条早雲、毛利元就、明智光秀、千利休、石田三成、加藤清正、真田幸村、竹中半兵衛、大石内蔵助 を扱っています。
一読をお勧め。

Kindle版は以下から入手可能。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00799P5N2?adid=01JVH9NEHFF32NMR3A5F&camp=243&creative=1615&creativeASIN=B00799P5N2&linkCode=as1&tag=prpmenade-22

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2014年7月10日 (木)

遊歩和尚のつぶやき「魯迅の『狂人日記』、狂人の言葉は本当に狂人だったのか?」

世間の人々は過去から食人種であったという妄想に取りつかれた狂人の日記をモチーフにした、魯迅の『狂人日記』を読み終わりました。短い小説なので、短時間で読めます。
一人の狂人が、 周りの者達が食人種であるという妄想に取りつかれ、 その視点で描かれたものです。

単純に狂人の戯言と言ってしまえばそれまでなのですが、 人を喰うというテーマに、列強が当時の中国を喰っていたことが 透けて見えてきます。

魯迅が示そうとしたもの、 他の書物は読みかけなので まだ全体までは見えていないかもしれませんが かなり強烈でした。

そして現代も大国が他国を食べようとしている。 大国でなくても、 相手の弱いところを 野生の凶獣のごとく噛み付いて食い殺し 自分が生きようとしている国があります。

国でなくても、会社間でもそうでしょうし 組織内でもそうです。 最近のいろいろな事件は まさに食人種とかわりないようにさえ感じました。 身の回りでも他者を食い殺し 生き続けようとしている人たちは少なくありません。 自分たちが生き残るためとはいえ、 悲しい事実です。

生存本能だけで食欲と性欲に支配されるような 異生羝羊心(いしょうていようしん) その心に支配されないようにしたいものです。

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2014年7月 9日 (水)

遊歩和尚のつぶやき「ジャパニメーションのチョイオタとしての民間国際交流」

遊歩和尚のつぶやき「ジャパニメーションのチョイオタとしての民間国際交流」
先々月、中国人が数人訪ねて来られました。彼らは剣道を学ぶために日本にやって来られたのです。帰る二日前に共通の友人を介し、うちのお寺にやってこられました。日本の文化が大好きな彼らと江戸時代の日本の文化論を次々と話し合いました。政府同士が仲が悪くても、こうして民間外交はできる、なかよく文化交流ができる、それを確認させていただけた覚えがあります。
ところが昨日、その共通の友人よりびっくり情報。彼らが相当なジャパニメーションオタクであるとのこと。実はわたしはアニメのチョイオタ。今もアニメを見ながらキーボードを叩いています。彼らと次に会うときはアニメ談義ができそうです。アニメ談義が民間の国際交流になる、これは本当に面白いものです。
ちなみに最近終わったばかりのジャパニメーションで、実に面白いものがありました。きわどい表現もありますが、かなりびっくりするくらい人の心を掘り下げた『ノーゲーム・ノーライフ』。引きこもりゲーマーの主人公は実に面白い発言を繰り返していました。作者の榎宮祐は、日系ブラジル人。(イタリア人・ポルトガル人とのハーフの移民系ブラジル人と、日本人とのクォーター)。29歳の若者ですが、偏見によるいじめを受け、不登校のゲーマだったといいます。三年前に癌に罹り、若くして人生をかなり見つめた人物のようです。だからこそあそこまで生きる死ぬということに関して掘り下げられているのかもしれません。主人公の言葉には、下手な宗教の説法より、私は感じ入りました。
そういえば、実写物の牙狼の新シリーズもなかなか面白くて、牙狼に変身しない作品が最近二話放映されていました。ゲストが松坂慶子さん、ミッキー・カーチス。両作品とも、心あたたまる実に素晴らしい内容でした。
時間的な拘束もあるので、オンデマンドで見ています。もちろん、なかなかすべてを見ることはできませんが、作品をある程度選んで、これからも観てみようと思います。
http://ngnl.jp/

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2014年7月 8日 (火)

遊歩和尚のつぶやき「無知は人を殺す ありのままに見つめる」

遊歩和尚のつぶやき「無知は人を殺す ありのままに見つめる」
夜にお寺で談笑。お医者様と、日本に帰化された中国生まれの方と、我がかみさんと私。魯迅の話になり、魯迅が東北大学医学部の前身になる学校を中退していたことを教えられました。魯迅については受験程度の知識しかなかったので、少し恥ずかしかったのですが、知らないことは新たなことを学べることと思い、いろいろと教えてもらいました。
医者は病に悩む目前の一人を救うことはできるが、政治的に苦しんでいる多くの人々を救うことができない、魯迅はそんな思いで小説家になったと言われているそうです。なぜ小説家なのか、それは人民が無知であるために暴政に立ち向かうことができないというものだったとか。
その中国出身の友人が一言、「― 無知は人を殺す ― 魯迅はそんな思いで小説を書いていたのではなかったのか?」と。思わず頷き、手をうちました。そのお医者様も常に無知の害について私達に伝えておられ、だからこそお寺での勉強会を提案されたほど。今夜は無知に対する問題をいろいろと話し合っていきました。
日本は比較的、無知の方は少ないのですが、それでもまだまだ無知が招いている弊害は少なくありません。他人の言を単純に信じて自分で調べ、自分で考えることは、一般にあまり行われていないのも事実です。ちょっと待てよと、事実をありのままに見ると、私達がいかに思い込みが激しいのかが見えてきます。
般若波羅蜜多も極端に言葉を単純化すると「ありのままに観つめること」。まさに言葉による思い込みの枠を外すことがその大切な役目。無知に対する反対語は、知識の獲得ではなく、思い込みを離れてありのままに観つめること。これこそが現代の諸問題を解決するヒントになるようにも思えます。
魯迅の『阿Q正伝』など五冊程度を先ほどKindleにダウンロードしました。読んでみて、魯迅の想いに触れてみようと思います。

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2014年1月14日 (火)

尾張と紀州(1)菩提寺

先日、尾張徳川家の総菩提寺である建中寺を訪れた。
二月十五日の拙著の出版記念祝賀会と
三月二十二日に講演をさせて頂くこともあり、
打ち合わせがあったからである。
昨年末、建中寺さんは
紀州徳川の菩提寺である「長保寺」を訪ねられたそうである。
尾張と紀州の菩提寺。
それぞれが宗派が異なっていた。
尾張は浄土宗、紀州は天台宗であった。
徳川宗家も、歴代将軍のお墓は
天台宗の寛永寺と、浄土宗の増上寺に分かれている。
その二つの宗派を、徳川宗家だけでなく、
御三家の尾張と紀州が支えていたのである。
ちなみに水戸家の歴代当主は
瑞龍山に儒教式に祀られ、菩提寺は存在しない。
江戸時代、尾張藩と紀州藩の役割の面白さを最近知りつつある。
次回は 尾張と紀州(2)家康の伊賀越え

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2010年10月29日 (金)

尾張藩七代藩主徳川宗春公の真実(3-02)『温知政要』二条 愛に敵なし 家康公のように仁者であれ  原文と現代語意訳

第二条 愛に敵なし 家康公のように仁者であれ


<原文>

一和漢古今ともに
 武勇知謀千万人に勝れし名将
 其数限りなし
 しかるに功業終に成就せすして滅ひ失せ
 子孫二代と續かさるは
 慈仁の心なく
 私欲さかんにして
 自分の栄耀奢りを極め
 人民を済ふの本意
 曽てなかりしゆへ也
 東照宮には
 内に寛仁の御徳そなはらせ給ひ
 下々迄も御慈悲深く
 御敵となりし者さへ
 心を改め服すれは
 其罪をおゆるしなされ
 義の為には御身を忘れさせ給ふ程の
 明君にて渡らせられしゆへ
 御子孫枝葉迄も
 その徳行を受はかせられ
 千万年かきりなき御治世は
 昔王代にもまれにして
 天下の政務武将の執行ひ
 初しより以来
 御當家の様に成
 四方の隅々まで
 物いひ少もなく
 堅く御大法を守り
 御仁政に服し奉りたる
 目出度御世はなき事也
 仁者に敵なしといへる古人の語
 尤至極のことなるへし


<現代語意訳>
日本も中国も、昔も今も
武勇と知謀が、誰よりも優れた名将たちは
数限りなくいる。
しかしその功績が完成する前に滅び
子孫が二代と続かないのは
慈しむ深い愛情の心がなく
私欲に充ち溢れ
自分の栄耀栄華を奢りつくして
民衆を救おうという本来の心が
なかったからだ。
東照神君家康公におかれては
心に広く深い愛情のお徳が備われており
世間一般の者に対してまで慈悲深く
敵になった者さえも
心を入れ替えて心服すれば
その罪をお許しになられた。
やらねばならない道義のためには
自分の身体のことを忘れるほどの
名君であられたので
子孫は傍流の末までも
その徳を受け継がせていただいている。
永遠に続くであろう幕府の政の世は
今までのどんな王朝にも殆ど無かった。
天下の政治を、
武家が執り行なうようになって以来
徳川家のように
四方の隅々にいたるまで
言い争うことが少しもなく
しっかりと法を守り
深い愛情あふれる徳ある政治に
心服されるような
めでたい世はなかった
「仁者に敵なし」という
古い時代の偉人の言葉は
もっとも当然のことである。

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2010年1月 3日 (日)

今年ニ冊目の読書『残された時間』山本良一著

東京大学教授の山本良一博士。
専門は材料科学とエコデザイン。
講演会では、かなり過激な発言をされるが
それほど環境問題は差し迫っている。
それを科学的データを使って説明した本が
『残された時間』

山本教授は
20年後にポイントオブノーリターンが来るという。
つまり地球温暖化はもう止められなくなるまでに
二十年くらいしかないというのだ。

化石燃料によって排出された
二酸化炭素は簡単には消えることはない。
IPCCのデータでは
その20%以上が千年以上大気中に残留するらしい。
ある研究者によると25%は五千年以上
8%は十万年以上も残留するという。

たとえ今すぐに化石燃料を止めたとしても
膨大な量の二酸化炭素が大気中に残留する。

*温暖化が進むと、
 日光の当たらない植物が増え
 二酸化炭素を固定するはずの植物が
 逆に二酸化炭素を排出してしまうようになる。

 簡単に樹木を育てれば良いというものではない。

もうすでに人類は引き金を引いてしまったのだろうか?

核兵器以上の兵器のボタンを押してしまったのだろうか?

私個人は実は環境問題には絶望している。
もう戻れないところまで来ていると確信している。
すでにポイントオブノーリターンを超えたと思っている。
人間はあまりにもエゴイスト。
タイタニックで喩えれば、
既に氷山を避けられないコースに到達してしまった。
しかしだからこそ、環境問題は重要だ。
絶望的とはいえ、それを大きな災害にするのか
小さな災害にするのか、
そこはまだまだ可能性はいろいろある。
だからこそ出来る限り環境問題に取り組む必要があると思う。
そして環境問題に取り組んでいるうちに
その根本原因が人の心であることが見えてくるだろう。

この本を読むと絶望的になるが
まだまだ可能性はいくつも残されていることも見えてくる。
エゴを超えた社会づくり
ここへの挑戦が今始まったのかもしれない。

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初読書 『勝ち続ける力』羽生善治+柳瀬尚紀

今年の初読書は
『勝ち続ける力』羽生善治+柳瀬尚紀 新潮社

将棋の羽生名人と翻訳家の柳瀬氏の対談。
二人の分野は全く異なる。
その異なる分野で最前線を駆け抜けている二人。

将棋と翻訳の世界。
将棋は対局者がいるし
翻訳は他者が読んで初めて成立するもの。
それにも関わらず、相手にしているのは
二人とも自分自身。
二人が対峙しているのは
身体におさまった自分ではなく
その身体さえもおさめた大きな自分なのかもしれない。

読み続けるうちに、
勝ち負けを語っているわけではないことがわかる。
勝ち続けるというタイトルよりも
本が売れる売れないを無視すれば
「真剣である力」
というほうが正しい気がする。

どんなに磨いても頂点ではない。
人間の身体も脳も、刻々と變化している。
その変化は向上もあれば退化もありうる。
そのトータルな變化の中で
その時の自分に最高のパフォーマンスを
し続けている二人の話は面白い。

尾張柳生の剣豪として名高い柳生連也斎、
彼は晩年は三日前の自分をイメージし
それと対峙したという。

羽生名人も柳瀬翻訳家も
二人ともが、その柳生連也斎と同じような思考で
お互いの道を極めている。

その二人のスパークは実に面白い。

自分自身、真剣に生きようとされている方に
その道の最前線を生きるとは何かを知るには最適な書。
お薦めの一冊。

年始早々、とても良い本に巡りあえた。

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