イメージを実現させていくこと
ある信者さんが訪ねてこられた。いろいろお話をしている最中に、「今の自分はこのままでよいのか?」ということになった。そこでふと感じた。守護尊カード。「ひょっとして那羅延天が出るのでは・・・」。那羅延天は「生物の根本であるインドの三大神のビシュヌ神。力無双であり、世界を維持する神。カルラ(ガルーダ)に乗る.」。またそのカードのメッセージは「維持することは、変化しないことではない。時と共に変化することこそ本当に維持すること。形式ではなく根本をしっかりと維持する時。 」だ。
本堂へ行った。渡り廊下を歩んでいる途中で、なぜか確信がより強くなっていく。本堂に着き、御神籤を引いてもらった。やはり、那羅延天だった。その方に伝えた。「変化を恐れないこと」そして、無意識のうちに出てきた言葉は「商売を始めうにしても、自分がその商売を終える瞬間をイメージして商売を始めてみてはいかがですか?」。自分でもびっくりした。その信者さんに伝えているのではなく、まるで自分が自分に言い聞かせているような言葉だった。
何かを始めるにしても、自分はこの世から必ず去っていく。つまりその始めたことをどのようにして終わらせるのかをイメージすることが大切だということだ。これは大きなことばかりでなく小さなことでも言える。夜、眠るときにどんな状態で居るのか、それを毎朝イメージし、そこから逆算して今日一日何をしなければならないのかを感じ取ってみる。これを居週間単位、一ヶ月単位、一年単位、五年単位、十年単位でイメージしてみると、このようはそのイメージした世界を追って実現させていくことであることを理解できていく。芸術家が最初にイメージを持ち、そのイメージをこの世に出現させていくと言うが、人生も同じものなのかもしれない。自分の一生をイメージし、そのイメージした一生をこの世の中で実現させていくこともまた大切な生き方なのかもしれない。
今日も、その信者さんを通して、大いなる命のメッセージに気づかせていただいたことに深く感謝する。
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