収穫祭 みのりの市 大盛況
初めての試み。みのりの市。オーガニックでベジタブルな市を開かれ、月例不動護摩供を行った。カミサンの発案だ。100名を超える盛況。これも恒例の冬を迎える秋のお祭。これで夏の感謝祭(お施餓鬼:観音菩薩)、秋の収穫祭(護摩供:不動明王)、冬の火祭り(節分:星曼荼羅・不動尊・弘法大師)が決まり、四季のお祭も残すところ春のみとなった。
今回のみのりの市では、お砂糖は使わず、乳製品もなく、もちろんお魚もお肉も卵もなく、マクロビオティック・ビーガンなものだった。これを支えてくれた方々に大いに感謝したい。特にわらべ村さんには陰になり日向になり助けていただいた。心から感謝している。
今回の法話は、最初にいつものように、辛いときこそ感謝しようというものだった。辛く悲しい出来事は過去の悪業の結果として生まれたことだからこそ、それが浄化されたと感謝しようというもの。それをより進めていくには懺悔が最も効果的。そこで護摩木の裏に一懺悔、表に一願と感謝を書いていただくようにした。その流れのお話。
そしてもう一つが穀物の力。特にお米に絞ってお話をした。米の一粒方に撒かれると、大いなるみのりとなる。しかし精白したお米は、決して実りを導かない。米に白いと書いて粕(カス)。つまり白米は命のないもの。一方、米に健康の康と書いて糠(ぬか)。まさにお米は白米の部分ではなく糠の部分にこそ大いなる命の秘密が隠されているというお話。お米を全体でいただく玄米こそ最良の食品。お米だけでなく、小麦も同じ。かつて「おしん」というNHKのドラマで、主人公が脚気になるお話があった。そこで主人公は知る。白米という贅沢をしたからこそ病気になったのだと。そしてそこから改めて自分を最大限に生かす生き方に切り替わっていった。穀物は全粒でいただくのがもっとも大切。そうしたお話をした。
初回のお祭だったので未熟な点がいくつもあった。改良の余地はいくつもある。次回にそれを大いに生かして行きたいと思う。
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