108とは何か?
今日は 遊歩の言いたい放題 「108とはなにか?」です
一般的には仏教では、除夜の鐘に代表されるように百八煩悩はじめ108という数字
百八煩悩といえば
その根拠の数字は
六根にそれぞれ好・悪・平があり6×3=18
それぞれに浄と染があるので18×2=36
そしてそれぞれに過去・現在・未来があるので36×3=108
または
六根に好悪平の6×3=18
六根に苦楽捨の6×3=18
合わせて18×2=36
それぞれに過去現在未来で36×3=108
または十纏と九十八随眠で108
という理屈で言われてきました
それに合わせて
大般若経や大智度論には百八三昧
方等大荘厳経には百八法門
法華経化城品には百八十劫
無量寿経には百八十億菩薩
金光明最勝王経には一百八十不共之法
入楞伽経には百八見
真言関係では百八名讃・百八護摩・百八念誦・百八尊
実に多くの百八がでてきます
それにともない真言を数える場合に100ではなく108回が基本です。
数珠もまたしかりで真言で用いるお数珠は百八が基本です
108すれば100は超えるから
という言い伝えも有るほどです。
しかし、しかし
それにあまり納得はしていませんでした
納得していなかったのですが
修練には必要なので用いてきた
100より108のほうが修行的には確かにしっくりくるので
深く考えず108回を大切に念誦をしてきました。
ところが毎月第一月曜日におこなっている宿曜:密教占星術の勉強会でふと気づいてしまいました
仏教の宿曜は27宿です
古代のチャイナ起源のものは28宿なのですが
仏教はあくまでも27宿です。
たまたまチャイナの二十八宿の名前を借りたものでややこしくなってしまいましたが
基本的に仏教の宿曜の各名前の漢字には全く意味がありません。
さてこの27を四季を意味する四倍にすると
27×4=108。
おおおおお
これを少し考察してみると、
一年は12ヶ月。
一ヶ月はおよそ30日なので、
10日ずつ上旬中旬下旬の三つに分けると、
一年で12×3=36旬
この一旬を3つに割ると
36×3=108。
なるほどぉ・・・
ひょっとすると108とは仏教起源ではなくインド占星術なのではと考え調べてみましたら
やはりありました
https://shrifreedom.org/yoga/importance-of-108/
108はインド占星術に関係しているようです。
インドにおいて占星術はとても重要です
仏教経典でも時折引用していますから、
その流れで108があるのではないかと
つまりインドの元々あった習俗の中に108を神聖視するものがあると納得。
これで百八煩悩ではなく
天の分け方であると見れば気持ち良く108を真言念誦で数えられる・・・
とおもいきやびっくり仰天考察を発見
この先程のサイトにビックリ考察が出ていました
そのままの数字を書くと著作権にも触れてしまいますので
私なりに数字は検証を施しました
太陽と地球の距離は およそ149,600,000km
太陽の直径は およそ1,392,700km
これを割り算すると107.4172471..... あらぁ...
月と地球の距離は およそ380,000km
月の直径はおよそ 3474.8km
これを割り算すると109.358812
ちなみに地球の直径は12,742km
太陽直径÷地球直径=109.299953....
あららどれも108に近い数字
恒星惑星衛星間の距離は
伸び縮みするのでかなりの誤差は出やすいですので
自然科学的には一概に108という数字を当てはめられませんが
宗教的に見れば誤差の範囲とも言えるほどどれもが近い数字です
地球が365日で太陽の周りを回るのも360度に対する5日ほどの誤差
この誤差があるから生物が生きられるといいますので
誤差もまた慈悲。
これは24時間の自転の誤差にも当てはめられるようです。
誤差はぴったりよりも、緩やかな慈悲ととらえるとなんとも言えないしっくり感です。
やはり108は神秘な数字。
ただし誤差も許容すべし・・・・
この天の差配を偶然と観るのか 意味有るものとして内面化するのかは
個人差がありましょう。
ただトレッキーでも有る宇宙大好きな私には
この108前後の数字は
宇宙を構成するなにかヒントが有るのかもしれないと考えると
ワクワクして、よりいっそう修行に励めめます(^^
ということで今夜は大好きな大好きなスタートレック・ピカードを観て
宇宙の法則性を感じてみようと思います
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