いわゆるKK問題も含め皇統の存続に関する危機。
この危機はあってはならないもの。
しかし、少し角度を変えてみてみると
こうした危機があったから国民の一部は
日本の歴史、皇室のあり方を学び始めました。
女性天皇と女系天皇の違い。
今までの女性天皇は必ず父が天皇であり
その子がある場合も
夫は天皇や皇太子などの皇族である。
源平藤(藤原)橘などの姓と
いわゆる私たちが現在用いている苗字の違い。
姓は生まれ持ったもの。
苗字は家の名前、誤解を恐れずに言えば屋号のようなもの。
天皇制のあり方やその歴史
欧州の王族と異なっている皇室。
男性性と女性性の違いの大切さ
男性は生まれ持っての皇族以外は皇族にはなれなく
女性は誰もが皇族になれるというありかたは布に喩えられる。
たて糸(経糸)は次世代へつないでいく男性的なもの。
よこ糸(緯糸)は、多様な文様を紡ぎ出す寛容な女性的なもの。
経緯があって布がはじめて織られる。
天皇制は男女の違いが多様性を生み出す象徵でもある。
そこは男女差別ではなく、むしろあり方の違いがあるだけ。
均一ではなく、こうした違いがあるからこそ平等があるのではないか。
万世一系
どんなに政治的な実力を持ったものでも
天皇を越える権威を持てないし持たなかった。
逆にこの万世一系があったからこそ
女性の家からは多くの英雄の血が皇室に集まっている。
信長の妹の流れ、秀吉の姉の流れ、家康の子孫。
いずれにしてもどこから彼女系の流れが皇室に流れている。
日本全体が皇室を中心とした太い綱となっている。
こうしたことを危機感から学ぶからこそ
戦後間もない頃にGHQによって無理やり解体させられた
旧皇族方の復帰を含めた皇室のあり方を
再検討できているのかもしれません。
楽観的かもしれませんが個人的には、
旧宮家の一部の皇室復帰による男系保持で落ち着くのではないかと感じています。
そこへ至るためにはまだクリアしていかねばならない問題もあるでしょう。
その問題解決に向けて国民の一人でも多くが歴史を学べば
落ち着くところに落ち着くように思います。
皇室継続への危機感は
私たち日本国民にあらゆる危機に瀕した時
歴史を学び知恵を絞り
大きな流れの中で次世代へとつないでいくことの大切さを
教えてくださっているようにも感じます。
私は宗教者なので敢えて言います。
こうしたことにも神意を感じざるを得ません。
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