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2020年8月 6日 (木)

流行病は歴史に学べば秋から冬こそ要注意 今の状況から判断すべきではないのでは?

今から290年前(約300年前)、日本中である流行病が蔓延しました。将軍継嗣の徳川家重や御三家当主も罹患。ついには尾張徳川六代目の継友は薨去してしまいました。ときに享保15年11月27日(西暦1731年1月5日)です。このとき同じように罹患して、すぐに復活した徳川宗春が尾張徳川第七代当主となりました。
歴史書を紐解くと、何度も訪れたウィルス性の病は、九月から波が起きはじめ、十月には大きくなり、十一月には爆発し、十二月一月から二月頭に多くの人が亡くなっていく傾向にあったようです。この歴史は我々に何を語りかけているのでしょうか?
プロイセンドイツの鉄血宰相ビスマルクは「愚者は経験に学び 賢者は歴史に学ぶ」という主旨の発言をしています。
このところのマスコミや、知ったふりする識者(?)たちの発言を聞いていると、流行り病の第一波という自分の経験を元に、ハッタリの話しているように聞こえてしまいます(^^)それは購買数や視聴率を上げるために情報操作しているのでないかと感じさせるものです。
いま、すでに第二波が起きているといいます。一部の横着者から広がりが始まりました。しかし毒性が弱い可能性が高い。だからそんなに怯える必要はない?確かにこれは間違いとはいえません。ただしそを洗う・うがいをする・あまり人に近寄らない・つばきの飛ぶようなことをしない・息を吹きかけない・食事もお膳として他者と距離を置くれは今のこの時点におけることです。
そんな経験則をよそに、歴史の流れから見ると、これから本格的な波が押し寄せてくる可能性が高い。
政府が緊急事態宣言を出さないのは、この十月くらいから起きる可能性が高い大波に備えているからのような気がしてなりません。
だからこそ、それに備えて今から準備する必要があるのではないでしょうか。いまは罹患数は多いといえども強毒化しきってはいません。そうした今だからこそ、次に訪れる可能性が高い波に備えて、さまざまなことでいろいろと今一度工夫が必要に思えます。
流行病の多かった日本では、昔から知恵を出しました。手などなど。こうしたことを今一度見つめ直す必要性を感じます。
集まらない(密集)・近寄らない(密接)・閉ざさないという(密閉)という3密を避けることを始め、手洗いやうがいの励行、マスクなどの着用、歌を歌ったり大声を出さない、リモートの活用など、誰にでもできることを皆が励行すれば、その大波もかなり小さなもので済むように思います。
経済活動もそれに合わせて知恵を出し合い進めていけば、経済的に淘汰されることなく継続できるものも少なくないように思います。
コロナの撲滅をするために科学的手法を用いることは大切ですが、それ以上に私達自身の生き方を見直すほうが、行疫流行神はおとなしくしてくれるようにも感じます。
愚者は経験に学び 賢者は歴史に学ぶ
この言葉を今一度噛み締めたいものです。

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