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2017年6月22日 (木)

今日(6月22日)は何の日? 高田好胤師の忌日 「昭和の傑僧の知恵」

今日(6月22日)は何の日?
高田好胤師の忌日
「昭和の傑僧の知恵」

「究極の語りのエンタテイナー」といわれ「話の面白いお坊さん」と評判になられた高田好胤師が平成十年(1998年)6月22日に遷化された。享年数七十五歳。

Takada
檀家がなく、荒れていた興福寺とともに法相宗の本山である薬師寺の再興のために、三つの方法論を用いられた。

1)分かりやすい説法
訪れた修学旅行生に直接語りかけた。また各地で講演をし、数多くの著述をして布教に努められた。

2)仏像の出開帳
薬師寺の日光菩薩や月光菩薩など、国宝級の仏像を出開帳して、多くの方々に拝んで頂き、衆目を集められた。

3)般若心経の写経
これこそが高田師の最も有名な活動。多くのお寺もこれを真似るが、オリジナルの薬師寺は今もシステム的に最も優れていると言って良い。

高田師は20世紀の傑僧であったのは間違いない。学ぶべきことは多数ある。こうした世間的な活動だけではなく、玄奘三蔵法師から基法師をとおし奈良時代の仏教界を牽引した瑜伽行唯識(法相)の教えを内面化された事実も見逃せない。

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今日は高田師の説法をYoutubeで聴いて、内面の深化と、外への広報の両面から学ぼうと思う。

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