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2017年6月23日 (金)

今日(6月23日)は何の日? 作家壺井栄の忌日 「『二十四の瞳』が一世を風靡した児童作家」

今日(6月23日)は何の日?
作家壺井栄の忌日
「『二十四の瞳』が一世を風靡した児童作家」

昭和42年(1967年)6月23日、小説家の壺井栄が逝去した。享年満67歳。

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彼女は香川県小豆島に生まれる。文学的な素養が特別にあったわけではない。内海高等小学校が最終学歴である。苦労に苦労を重ね、出稼ぎに出ている兄から『少年』『少女』のような雑誌を読むだけであった。隣村出身の詩人の壺井繁治と結婚。夫の影響で林芙美子、平林たい子、佐多稲子、宮本百合子ら女流作家と交友をもつようになり、見よう見まねで作品を書き始めた。アナキストでありプロレタリア作家の詩人であった夫が何度も逮捕され苦労を重ねるが、その一方で彼女の作品が認められるようになる。そこにはプロレタリア作家であった佐多稲子が、栄にプロレタリア文学ではなく、児童文学を勧めたことが大きく影響している。戦前には新潮賞を、戦争が終わり次々と作品を発表し児童文学賞・芸術選奨文部大臣賞・・女流文学者賞なども受賞する。

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特に昭和27年(1952年)に発表された木下惠介監督『二十四の瞳』は、高峰秀子により主演される映画となり全国的に一般にも知られていく。地元の小豆島が舞台であったが、実は小説の中では「瀬戸内海べりの一寒村」とされるのみで小豆島とはどこにも書かれていない。

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喘息を患い、夫に先立ち中野熊谷病院で逝去した。

個人的には彼女の夫や彼女の周りのプロレタリア文学にはあまり共鳴できないが、高等小学校のみの教育で日本文学史上でもかなり有名な部類に入る児童文学を作ったことには敬意を評したい。今日は彼女の作品を読んでみようと思う。

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