今日は何の日? 4月14日 1986年に作家シモーヌ・ド・ボーヴォワールが逝去。
今日は何の日?
1912年にタイタニック号が沈んだ日であり
1986年に作家シモーヌ・ド・ボーヴォワールが逝去したのが、4月14日のこの日。
ボーヴォワールというと、哲学者のサルトルとの契約結婚が有名。お互いに自由恋愛とし、二年契約だったが、生涯続けられた。
高校生の時に、『第二の性』を読んだ。衝撃的であった。「On ne naît pas femme:on le devient. 人は女に生まれるのではない、女になるのだ」と。これほど叙情的でありつつ、冷静な目があるのか。
女性解放の先駆者ではあるが、男性と対等になろうとした人ではない。人として、相手を尊重しつつ、自らをも解放しようとしていたのではないか?人としての解放だったようにも思う。
あのサルトルと50年の間、自由とは言いつつ、互いを尊重して添い遂げ続けた姿は、伝統的な結婚観を大きく揺るがしているように思う。
個人的には近づきたい女性ではないし、その思想には
同意できないものが多いが、偉大な女性であったことはわかる。 だからこそかもしれない。彼女の文章や生涯は、反対軸として、大きな影響を与えてくれた。今は感謝したい。
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