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2016年5月24日 (火)

平和のシンボル名古屋城木造建築の意義

名古屋城ができたおかげで、名古屋城建設に携わった外様大名は徳川への戦闘を諦めました。大坂冬の陣や冬の陣は、外様ではなく名古屋城のことを知らない浪人たちばかり。江戸という長きにわたる平和の象徴が名古屋城でした。

建築物の国宝第一号であった名古屋城は戦争で灰燼に帰しました。平和のシンボルのお城が戦争によって燃えたのです。多くの市民は、それをお経を唱えながら見つめるしかなかったといいます。

そして戦後の人々はいち早く元に戻したいという思いで、燃えない鉄筋コンクリートで作り直しました。しかしその頃はコンクリート神話が跋扈する時代。コンクリートの脆さを理解しないままのものでした。

今、名古屋城の天守閣は危なくなっています。耐震をほどこしても、再び耐震工事が必要となり、結果的には木造で再建するよりも名古屋市民や愛知県民に負担をかけることになりかねません。

平和のシンボルとしての名古屋城を元の姿で再現することは、平和への深い深い祈りに他なりません。

私は強く強く名古屋城天守閣の木造再建を推します。

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