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2015年5月29日 (金)

久能山東照宮にて  間もなく東照神君家康公の四百年忌正当日

久能山東照宮に出かけてきました。
東照神君徳川家康公が葬られた場所です。

東照宮は南向きなのですが墓所は西向きにありました。
一般的には西を見つめるためと言われていますが、
それならば何故久能山なのか。
そのヒントはやはり東照宮の御本地が
薬師如来であることではないかと思います。
薬師如来は日本中の国分寺の多くが本尊としていますが、
それは治病は肉体のみならず国家にも当てはまり、
鎮護国家もまた薬師如来の役回り。
だからこそ、薬師如来が神として権現されたのが
東照神君。
それならば東方瑠璃光浄土ですので、
西向きにあることが分かります。
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廟は仏教式の仏塔ですし、
阿弥陀信仰の家康であるにも関わらず
西向きになるのは、
とても面白い想像を掻き立ててくれました。
ガイドさんとお話したところ、
お互いに一致したのは
南光坊天海上人が
関わって理論付けたのではないかということです。
仏教、特に密教の視点から東照宮を見直すことも
大切だなぁと改めて感じました。
天海僧正をもう少し追ってみようと思います。
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