旧暦花祭 個性を見極められた釈尊
今日は旧暦の4月8日。
本来の花祭り。
戦後、あらゆる行事が新暦で行われるようになり、
本来の季節感が全く薄れてしまっています。
そのために高家寺では、
行事の多くは旧暦でおこなっています。
花祭り、つまりお釈迦様の生誕日祝いもそのうちの一つです。
対機説法をされた釈尊。
それは一人一人の個性を見極められたため。
天上天下唯我独尊もその視点で見つめると、
仏教の優れた面を強調する表上の解釈と、
誰もがこの世で他に代わるものがない貴重な個性を持っていて、
自分自身が個性輝く存在という別の解釈もあることを説明しました。
文献学には問題があるかもしれませんが、
身に修める学問としては大切な考え方。
釈尊の生涯にこそ、
気づくべきいろいろな秘密があるように私は感じます。
釈尊がおられたから仏教がこの世にあるのは事実。
それを愛で、感謝したいと思います。
| 固定リンク
コメント