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2014年12月30日 (火)

久司道夫氏逝く 本堂で祈りの捧げた

本尊聖観自在菩薩。大悲の仏。今朝の祈りの場。

今朝も思い切り早起きをした。寺子屋の元の生徒たちが集まっていたので、私は彼らだけにして八時に寝室に入った。一時半に目が覚め、私の書斎に行くと彼らはまだ話しをしていた。

すぐに沐浴し、その後にパソコンを開くと、久司道夫さんが亡くなったことを知った。マクロビオティックの大家。私も彼の影響を間接的だが多大に受けている。何度かお会いしたこともある。

本堂で修法をし、その後に三井英光師から伝授していただいた光明真言加持土砂の略作法で久司さんの菩提を弔った。

今年は一時代を象徴される方々が何人も亡くなった。大きな大きな時代の転換点なのかもしれない。

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2014年12月29日 (月)

神仏と遊ぶ時間 朝の修法

少しだけ専門用語を使いますが分からない方は読み飛ばしてください(^^;;
いつもは50分で終わる修法を今朝は一時間半掛けた。所作の部分ではなく、入我我入、正念誦、字輪観だけで50分は掛けたと思う。とてもゆったりとした気持ちの良いものであった。久しぶりに時間に追われずできたように思う。これが春とか秋だともっと時間を掛けたかもしれない。手が冷たくなってしまったために散念誦はいつも通りの観念を整えるものとした。
ときおり、そんなことしてどんな効果があるの?と訊かれる。応えは何も変わらない。空を飛んだり未来予知ができたり、そんな能力が獲得できるわけではない。

しかし、長い目で見ていると、深化という言葉が合うだろうし、人によって顕れかたは異なる。
私の場合は現実世界の中で確率的には頻発することがあり得ない偶然の一致が目に見えて頻発するようになる。それが楽しいし、ありがたい。
そして何よりも修法をして神仏と遊ぶ感覚が強く、楽しい(^^
毎日はこんな時間をたっぷりととることはできないだろうが、来年はこうした時間の使い方を増やしてみたい。

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早寝早起きでゆったりとした時間をこの年末にいただく

年末の忙しさにさすがに疲れが出たのか、昨夕は食事直後に寝てしまいました。そして、先ほど夜中の一時半過ぎにスッキリとした目覚め。久しぶりに連続で長い睡眠。質の良い睡眠は大切だなぁと改めて実感です。

これから沐浴して、本堂でゆっくりと修法をするつもりです。年末に時間を贅沢に使えるのはとても嬉しいもの。たっぷりと時間をかけた修法は年に何回もないので、かなり嬉しいです。これは神仏からの少し早いお年玉?

こうした早寝早起きも良いものです。意識的にこうした時間の使い方を来年はしてみたくなりました(^^;;

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2014年12月27日 (土)

ブラジル・土佐そして美濃 Small Worldをここに見たり(^^)

日系ブラジル人のNさんが檀家になった。

色々と話しをすると面白いことが見えてきた。 (Nさんからは名を伏せるということで  これを記す許可をとってあります)

祖父母は元々高知県生まれ。 その祖父が先祖に関わる資料を持って居られた。 それを孫のNさんは跡取りということで受け継がれていた。 本人たちは平仮名や片仮名しか読めず そこに何が書いてあるかは知らなかった。

先祖の戒名がいろいろ書いてあるものの中に 面白い資料が混じっていた。 ご先祖が土佐(高知)国に赴いたのは江戸が始まる直前。 それまでは美濃(岐阜)国に住んでいたと記されていた。

400年以上も経て、土佐・ブラジルと渡り そして美濃国であるこの地域に戻って来られたのだ。 Nさんは驚き、先祖の縁を深く感じられた。 まさにIt's a small world.

この後、ブラジルでは自動車はほとんどミッションであり
エアコンも殆ど使わないということ
自動車の色も日本ほどカラフルではないこと
しかし女性のファッションはドギツイくらいカラフルで しかも身体にピタッとする服が流行っているなどの
世間話もしたことを付け加えたい。

あ、大切なことを言い忘れた。

いただいたコーヒーと 自家製のお漬物が抜群にうまかった。
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いただいたものにも こうした御縁に連なったことにも 深く感謝したい

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2014年12月26日 (金)

It's a small world の詞はとても深い意味がある

ここのところ、偶然の一致、特に世間は狭いよね、といった出会いが多い。世間は狭いねは、英語で Small World 。そこで、ディズニーの小さな世界の詞を英語で読んでみた。


It's a small world 英語詞


Small World という言葉をどう翻訳するかで内容が全く異なることに気づく。小さな世界ではなく、英語に含まれる意味の「縁で結びついている」とすると、びっくりするほど素晴らしい詞に大変身。ウォルト・ディズニー自身がどこまで意図していたかは分からないが、この歌詞は本当に凄い!これを子供たちに提供することは、まさに平和思想。

著作権の問題があるので詞をここに書くことはできないが、中学生二年生レベルの英語なので、自分自身で翻訳を試みて欲しい。

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2014年12月25日 (木)

僧侶はもっと胸を張って葬儀を語るべき 神社との違いを見つめて

日本の神々は現世の存在であるので死を厭います。ですから喪中は神社への参拝を控えるようにいわれます。ただし、抜け道というものはあるもので、鳥居をくぐらなければ神社へのお参りはOK。むしろ身近な者の死の場合は、三十三年経つと先祖霊として神々と合一していくものなので、氏神様への祈りはとても大切。

時折、神仏は仲が悪いとかいう不埒な人たちが居ますが、神仏分離は明治維新に政治的に引き起こされたもの。そうして勝手な考えの暴走は止めたいものです。

一方、仏は生死を超えた三世(過去・現在・未来)に渡り、浄土を有しますので、死を厭うことはありません。もちろん仏教はあの世だけが大切なのではなく、現世も大切にします。あの世重視はむしろ仏教では珍しいといったほうが良いでしょう。むしろ、あの世(彼岸・真理)の中に此の世(俗世)が包み込まれており、あの世から見れば俗世との境界はなく、此の世から見れば人の言葉によって生まれた境界があると見る方が良いかもしれません。だからこそ現世でしっかりと生きることを重視するのでしょう。

そう考えると、仏教が葬儀を司るのも、此の世の言葉で縛られた俗世からの解放という意味が大切に思えます。先師方が仏教とは直接関係ない葬儀を取り込んだのは、とても意義深く思えます。現世のみではないので仏教には死の穢れはありえませんし、現世での言葉という枠組みの解放を伝えるのも仏教ですから、故人や参列者にそれを伝えるのも僧侶の大きな役目。

この文章を書いていて、仏教者は葬儀を司ることをもっともっと胸を張って良いと感じました。

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2014年12月22日 (月)

12月20日の中日新聞夕刊に記事が掲載 

中日新聞の夕刊 12月20日分の

中日文化センター特集で
私の記事が載りました。
誰もが知っている季節の行事。
しかし、その原義は殆どの人が知りません。
その原義を探り
形骸化してしまった儀式儀礼を
現代的に蘇らせ
季節感豊かな
自然との共生世界を目指します。

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2014年12月20日 (土)

弟子の護摩修行を見るために高野山へ 無事に往復完了

一昨日諦めた高野山。

昨日は家内に運転してもらい出かけました。
まず出かけ前の本堂を見ると
見事な光り輝く本堂。
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ちょうど正面に朝日が当たり
黄金に輝いていました。
門も陽の光が差しこみ美しく幸先良いスタート。
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昨日の吹雪とは打って変わっていました。
しかし高速は止まったまま。
昨日とはルートを変えて名神うを使いました。
金額はかかりますが安全ということで。
無事に高野山に到着。

弟子の護摩修行を見守り
いくつか訂正を施し帰宅。

ちょうど零時でした。

一昨日は高野山ではマイナス6度を記録。
その寒さのために昼間も路面が凍っていたそうです。
私が行けなかったのも
お不動様やお大師さん、明神さまが
ストップを掛けてくれたものと
勝手に思い込み感謝しています。

弟子の修行も見れてホッとしています。

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2014年12月18日 (木)

吹雪 大雪 今年は寒い

高野山に向かおうとするも

朝から大雪でどうしようかと逡巡しました。
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しかし、弟子が修行をして待っていると思うと
どうしても出かけねばならないと決意し
まずは大伯母の居る桑名に。
普段ですと50分位で到着するのですが
なんと三時間半もかかってしまいました。
高速は殆ど止まっており
大回りした途中の大垣も
とんでもない状況。
車を途中で止めて写真撮影したのが以下。
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まさに吹雪。
大叔母の家に着き
その疲れで高野山を諦めました。
帰りはルートを変えるも二時間半。
思い切り疲れましたが
これも仏の思し召しと思い
何事も無く自坊に戻れたことを感謝しました。
明日改めて高野山に向かいます

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