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2014年8月 7日 (木)

「代理出産でダウン症児、豪州の夫婦が引き取り拒否」 子のない私たち夫婦だからこそ言いたい。代理出産は論外!

私たち夫婦には子どもが居ません。
だからこそ言います。

遺伝子を残そうとするのは本能ですが、
代理出産は身勝手すぎる。倫理観があまりにも希薄。

「代理出産でダウン症児、豪州の夫婦が引き取り拒否」
こんな悲しいニュースへ繋がってしまいます。

http://www.asahi.com/articles/ASG865FCFG86UHBI016.html?iref=comtop_6_04
生まれてくる子どもには罪はない。
ですが、一生涯その子は重荷を背負う事になります。
倫理観がないままに技術が先行することに危機感を感じます。

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2014年8月 5日 (火)

理化学研究所の笹井芳樹副センター長が自殺? それに関する雑感です

理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の笹井芳樹副センター長が、センター内で自殺を図られ、病院に運ばれたそうですが、すでに心肺停止う状態だったとか。遺書らしきものもあったといいます。
自殺なのか他殺なのかは分かりませんが、スタップ論文の問題で、ついに死者が出てしまったことにマスコミはどのように受け止めているのでしょうか?
小保方氏は、最初はマスコミに出ることを躊躇っていたといいます。ところがマスコミからの要請で、必要以上に取り上げられてしまった。そして不正疑惑。マスコミによる必要以上のバッシング。それに学者も追随していき、より大きく取り扱うマスコミ。

スタップは大きな大きな問題であることには違いありませんが、人が命を断つほど追い込んでよかった問題では無いと感じます。笹井氏のように優秀な科学者をこの世から抹殺してしまったこと、ほんとうに残念でなりません。

今、スタップで誰かを追い込むのではなく、純粋に学説としての検証、それだけで良いと思います。またその過程でなにもないのならば、その研究方法では何もなかったということは少なくとも残ります。論文を提出したものも、周りも、非難攻撃をしているものも、名誉という欲と、お金になるという欲と、過剰に身を守ったり他者を攻撃したりと、そうした煩悩によってありのままに観ることを完全に忘れているのではないでしょうか?
ありのままに観ること、般若=智慧、今こそ必要なときなのかもしれません。

笹井氏が追い込まれたことに哀しみを覚え、これが他山の石にならんことを祈らんばかりです。復活してくれればいいのですが、絶命ならば冥福を祈りたいと思います。

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20140805-1345964.html

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2014年8月 2日 (土)

表面的には同じでも、中身が全く異なる・・・集団的自衛権をめぐる発言

あるSNSと、宗教関連のメディアを見ました。一方は、東大の元教授として原発問題を始め今の日本が抱える多彩な問題をずっと正面に見据えて発言を続けられている島薗進上智大学教授。一方は、某寺院のある宗団の役職の方。
お二方とも同じように集団的自衛権に疑問を呈する意見表明をされています。
ところがお二方の文章を読むとなにか全く別のことを言っているように感じてしまいました。 島薗先生は、学者らしく歴史的にも、実際に起きている現象をも見つめられての意見表明。私自身の意見を整理するためにもとても貴重な見解を示されています。そこにあるのは単純に賛成とか反対ではなく、生きる根源とは何なのかを見つめられてのもの。毎回毎回、本当に考えさせられています。
一方は、現役の僧侶。平和を守るべきであり、集団的自衛権に反対を表明されています。至極まっとうなことを言っているのですが、なにか上滑り。なぜこのような人の意見を載せる必要があるのか分かりませんでした。いろいろ調べてみると、このかたは、この方の宗内での対立の一方の急先鋒で、正義を振りかざし相手を糾弾し続けているという方であることが分かりました。僧侶とは僧伽サンガ、すなわち和合衆。仲良く平和に暮らす集団のこと。それにもかかわらずこの方は、宗派内で対立を起こして、一方では正義の名のもとに平和を訴えるという矛盾を大きく抱えていました。だからこそ文章を読んでも心に響かなかったのでしょう。この方の文章を宗教系のメディアが載せたのも、その宗派内での争いの延長なのかもしれません。この方だけでなく、同じように反対を単順に表明されている方々が多数いることも、最近知りました。
大乗仏教は二極を否定します。賛成とか反対とか、単順に割り切る考えは大乗仏教的ではありません。大乗仏教の僧侶はもっと総合的に物事を見つめ、現象ではなくその考え方の根本にメスをいれるべきのように感じます。
では、「お前はどうなのか?」と問われれば、私は現政権を擁護する気はありませんし、今回の政権の行動には疑問を持っています。しかし単純な反対論者ではありません。何かの機会に、どこかで表明できればと思っています。

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