遊歩和尚のつぶやき「ジャパニメーションのチョイオタとしての民間国際交流」
先々月、中国人が数人訪ねて来られました。彼らは剣道を学ぶために日本にやって来られたのです。帰る二日前に共通の友人を介し、うちのお寺にやってこられました。日本の文化が大好きな彼らと江戸時代の日本の文化論を次々と話し合いました。政府同士が仲が悪くても、こうして民間外交はできる、なかよく文化交流ができる、それを確認させていただけた覚えがあります。
ところが昨日、その共通の友人よりびっくり情報。彼らが相当なジャパニメーションオタクであるとのこと。実はわたしはアニメのチョイオタ。今もアニメを見ながらキーボードを叩いています。彼らと次に会うときはアニメ談義ができそうです。アニメ談義が民間の国際交流になる、これは本当に面白いものです。
ちなみに最近終わったばかりのジャパニメーションで、実に面白いものがありました。きわどい表現もありますが、かなりびっくりするくらい人の心を掘り下げた『ノーゲーム・ノーライフ』。引きこもりゲーマーの主人公は実に面白い発言を繰り返していました。作者の榎宮祐は、日系ブラジル人。(イタリア人・ポルトガル人とのハーフの移民系ブラジル人と、日本人とのクォーター)。29歳の若者ですが、偏見によるいじめを受け、不登校のゲーマだったといいます。三年前に癌に罹り、若くして人生をかなり見つめた人物のようです。だからこそあそこまで生きる死ぬということに関して掘り下げられているのかもしれません。主人公の言葉には、下手な宗教の説法より、私は感じ入りました。
そういえば、実写物の牙狼の新シリーズもなかなか面白くて、牙狼に変身しない作品が最近二話放映されていました。ゲストが松坂慶子さん、ミッキー・カーチス。両作品とも、心あたたまる実に素晴らしい内容でした。
時間的な拘束もあるので、オンデマンドで見ています。もちろん、なかなかすべてを見ることはできませんが、作品をある程度選んで、これからも観てみようと思います。
http://ngnl.jp/
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