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2014年7月12日 (土)

遊歩和尚のつぶやき「このスーパームーンを機会に月と太陽の役割を考えてみませんか?」 

月が地球に近づいた時と満月が重なるスーパームーン。それが本日の7月12日の夜だといいます。今も美しい月が天頂より西方向にに輝いています。今年は8月10日、9月9日も、スーパームーンだそうです。

http://www.cnn.co.jp/fringe/35050739.html?tag=top;mainStory

カレンダーを見つめると、漢字では月・日を英語ではmonth ・dayとします。太陽は一日を表す基準であり、月は一ヶ月を表す基準。これが洋の東西を問わず、人が発見した事実でした。ここから暦が作られ、時間が規定されました。これは人間が大自然に合わせて生きていこうという知恵の結晶だったように思います。

ところが、現代では月month・日dayの原義を忘れて暦の言葉を用いるようになり、月とは全く関係のない、人間だけの理屈で作られた暦が大勢を占めてしまいました。人は月や太陽の役割を忘れてしまったのかもしれません。

暦だけでなく、科学技術と呼ばれるものも、大自然にそって使われるものではなく、人間の倫理観さえも超えて発達という名のもとで歪な形を呈してきました。そのために人間の理屈に大自然を合わせようとする身勝手な考えが跋扈するようになります。人はいつの間にか大自然に合わせて生きていくという知恵を失ってしまったのかもしれません。これが現代の地球環境問題の根っこにあるように思います。いや、政治の世界も、学問の世界も、人々の普段の生活でも、同じことが言えるように思います。

だから、桃の芽も吹かない季節に桃花祭をおこない、梅雨のまっただ中に七夕をしてもおかしいとは思わないのでしょう。あきらかに、大切なモノを失ってしまっている、そう感じているのは私だけでしょうか?

ちなみに密教では、太陽の光を慈悲とし、月の光を智慧とします。太陽は差別せず万物に光を与え育むので慈悲の象徴。

一方、月は暗闇(煩悩)を裂くように照らすので煩悩を切り裂く智慧の象徴。また月は菩提心(覚りの心)の象徴でもあり、福徳と智慧の二資糧を満足した心を満月で表します。

現実世界の月を忘れることは、智慧を忘れること、太陽を忘れることは慈悲を忘れることなのかもしれません。

あるユダヤ教の学者さんがFBで仰っていただいたことがあります。
「人間の理性は月の光でものを見てると同じ、しかし、神の前でものの真実をみることは、太陽のもとで見ると同じ。眩しくて目を開けてられない。戦争も平和も同じ。人の中にある矛盾の解決を理性でつけるのは月の下での観察。でも真実は太陽のもとにある。」。
深い深い言葉です。

このスーパームーンを機会に月と太陽のの役割を考えてみませんか?

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