トラディッショナルな宗教に住するがゆえにリベラルでありたい
昨日、ある会合で、いろいろな宗教のお話しをしていて、自分なりの思いを述べました。するとある方から「住職は自由人ですね」とおっしゃっていただけました。私にとって最高の褒め言葉。
在家で生まれ、ひとつの宗教に縛られず、あちこちを見聞きした上で、今の高野山真言宗を選んだ遍歴がなせるわざなのでしょう(^^)。
千人いれば千通りの宗教がある、それが個人的な見解です。同じ宗派の方々よりも、全く異なる宗教の方と共鳴することが少なくないのはそこなのではないでしょうか。人それぞれの縁や思いによって宗教を選べばよいし、自分なりの思いをいだいても良いのだと思います。
ただ、自分の思いを相手に押し付けて、これが絶対だとか、相手を支配したいとか、そうした発想の教えや人は問題ありと強く感じます。
いずれにしても、一部の民族宗教を除き、宗教の基本は個人がどのように感じるのか、ここが最も大切な部分。
できるかぎりリベラルな物の考え方は大切にしていたいものです。
最もトラディッショナルな宗団に住しているがゆえに、リベラルな発想は生涯大切にしていたい、そう強く感じています。
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