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2012年8月20日 (月)

順天堂大学

昨日、順天堂大学医学部出身の
研修医さんとお話をする機会を得ました。
順天堂大学の特徴とは何かをお尋ねしたら
・六年のうちの一年は寮生活を送ること
・医史学の学習
を挙げられました。

病院関係は縦社会が厳しいところ。
だからこそ医師だけではなく他の分野の方との
ヨコ社会の集団生活を体験させるのは
とても面白い発想だと思いました。
比較的自由度は高いそうですが
月毎にリーダーを決めていくやり方は面白いと思います。
これ、宗門系の大学でも検討すべきものかもしれません。

それと何より伝統のある大学だからこそでしょうが
医史学をとても大切にしている点は
医療哲学の習得の基礎となりえますし
人文教育をも習得できますので
とても重要なものだと感じます。

そして何よりなのは、
自分の大学の特徴をサッとおっしゃっていただけたこと。
母校愛というか、自分自身を冷静に見つめているというのか。
特徴とは何かを掴んで居られ、
とても嬉しい気持ちに満たされました。

http://www.juntendo.ac.jp/

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2012年8月14日 (火)

豪雨の中のお盆参りの棚経。でも全く濡れませんでした。

お盆のお参りが一段落しました。今日は、突如の豪雨や落雷がありましたが、なぜかその時間帯はお参りをしており檀家さんの家の中。その玄関を出ると雨がやみ、雨に濡れずに済みました。晴れ男健在って感じでした。
今日の法話は、辛抱と我慢の違いを語り、九月八日に行われる宗春卿の講演の宣伝をし、宗春の慈忍についてお話ししました。
お盆参りは、五分くらいで終わらせる僧侶の方が多いようですが、私の場合は読経十分、法話五分、対話五分を行い移動しています。一日二十件が限界ですが、それでもこのスタイルは貫いていきたいと思っています。年に一度ご家族が集まる時ですから、対話は大切なものと強く感じているからです。

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2012年8月 9日 (木)

恵比寿:日本のアイデンティティに満ちた神

昨夜の御近所さんが集まる『般若心経秘鍵』講座(10人強)で
恵比寿さんのお話しをしました。
恵比寿さんは日本の神様。別名は夷、戎、蛭子、恵比須など

七福神の一で、伊邪那岐・伊邪那美の両神の最初の子である蛭子(ヒルコ)と同体とされます。海の向こうからやってきた神。大漁・商売繁盛・豊穣の神。この神はいろいろな意味を持った神様です。(海から来たので異郷の神とする説もありますが、ここではその節は脇に置きます)

恵比寿様は、大漁のシンボル。しかし、手に持っているのは網ではなく釣竿。網は、暴利を貪るシンボルであり、釣竿は適量を得ることの象徴とも言えます。自然は、その再生能力の範囲ならば、小さな自然破壊をしても利益を得ることを許してくれます。しかし、自然治癒の範囲を超えると、循環システムに狂いが生じ、おおいなる災いをもたらしてくるものです。人間の心の一番奥底の微妙な心に従えば、決して暴利を貪ることはないと思います。表面の荒い波に溺れたり流されることなく、自らの心の奥底に従い、暴利を貪ることないように利益を得ていきたいもの。

また恵比寿様は再チャレンジの神様。失敗作として一度は親神に海に捨てられましたが、沿岸に漂着し、財物をもたらす神として、大いに祀られるようになりました。これは一度失敗をしたからといって諦めてはならないというメッセージを含んだものとも考えられます。どんなことであっても諦めることなく再チャレンジ。その再チャレンジは、前のままではなく、工夫を凝らして、少しでも新たな形にしていくことが求められるのもの。諦めかけていたことに、既に諦めたことに、諦めずに、工夫を凝らして再チャレンジしていきたいものです。
日本の神様の恵比須さんはお寺でも祀られ、神仏の垣根を超えた存在です。この精神こそ日本人のアイデンティティの大切な部分ではないかと思います。

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2012年8月 4日 (土)

腹筋運動・・・まだまだ道のりは遠いです・・・

お恥ずかしながら、メタボなお腹のために始めた腹筋運動。無理をして最初は五十回でお腹がつるという、ちょつと痛い奴になってしまいました。^^;
無理をせずに緩めに進め、十日弱で、一時間以内に百回すると云う課題を自分に与え、それはクリア。もちろん連続五十回でもつることはなくなりました。
この歳でもやればできるようです。
でもメタボなお腹はまだまだです。体重は二キロは痩せたのですが、基本体重が重たかったので、道のりは遠いです。

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