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2012年7月10日 (火)

党議拘束に関する雑感

民主党の、今回の分裂騒ぎ。どうして?という疑問がいくつもあります。妻がかつて民主党の重鎮であった代議士の公設秘書として国会事務所に居たので余計かもしれませんが・・・。僧侶は基本的に政治に首を突っ込まないのが原則ですが、皆があまり気づいていないことを伝えることも大切だと思いましたので、あえて一つだけ記すことにしました。

今回の分裂騒ぎの党議拘束に対して思ったこと。
小選挙区で当選した代議士は、当選証書を県庁で受け取ります。これは県の各地域の代表として当選したことの証でもあると思います。こうした代議士を党議で拘束するのは、有権者の意思を無視するものではないでしょうか。党議拘束とは、その時の権力者の言うことを聞くという愚かな蛮行になりかねません。国会議員とくに小選挙区選出者の一人ひとりの議員の権利はしっかりと確保することが有権者の民意を反省させることだと感じます。小選挙区で選ばれた代議士は党議拘束できない、これはぜひ明確にして欲しいところです。
一方、比例代表で当選した代議士は党議拘束がかかって当然です。党で選ばれたのですから党議拘束を無視した場合は党籍どころか議員の席を失ってもしかるべしと思います。それを自分の思いと異なるからと言って、離党するのは大問題。これも有権者の意志を無視した愚行だと思います。

選挙方法は常に欠陥を有するものです。だからこそ、その欠陥を補うルールもまた必要。少数意見の尊重・権力者の暴走を防ぐ・民意の反映、こうしたことは常に意識して欲しいものです。

これは国会だけでなく、あらゆる集まりで言えることです。人の意見を無視して権力者の意見で拘束をする、こうしたことは避けていたいものです。

一介の田舎坊主のつぶやきでした・・・。

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