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2012年2月22日 (水)

「千年先を見つめて」の言葉 学問とは 諸芸とは

尾張藩四代藩主徳川吉道が、
常に夕餉を共にする萬五郎通春(宗春)に
ある日、語り聞かせる場面です。

徳川吉通:
「学問はな、このようにしてよくよく考えることだ。
 ただ書を読むだけでは単なる物真似にすぎん。
 自らの血となり肉となるまで熟慮し自問自答することだ。」

萬五郎通春:
「はい。」

徳川吉通:
「学問と同じようにな武芸も含め、芸と名のつくものは奥が深い。
 少しできるようになったからと言って名人ぶってはならぬ。
 兵庫(柳生厳延 新陰流八世)より連也斎殿のことをよく聞かされる。
 連也斎殿(尾張柳生)は、死を間近にしても、
 道場にて三日前の自分と対峙したという。
 諸芸を修めるものは、かくありたいものだ。」

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