祭りを通じて、人としての生を謳歌することが大切!
尾張七代藩主徳川宗春を調べています。
今前の研究や想像では、
彼は祭りならばなんでも良かったというイメージがあります。
また楽しければそれで良いというイメージもあります。
ところが丹念に調べてみると全く逆でした。
・新婚が困る真冬の正月の水掛け風習をやめさせている。
・鳥の格好で、厄除けと称して現れる人に、顔を全面出すように命じる。
・旅人を捕まえて厄男とする風習を禁止している。
というように、
人が傷ついたり、人権を無視したり、人が困ったりする無意味な祭りは
断固として中止させていました。
一方では、盆おどりや東照宮祭、名古屋祗園祭を大いに盛り上げ
奪いあう祭りではなく、
庶民も上士も一体となって気持ちを一つにし
お互いに分け与える祭りを推奨していました。
この姿勢は何ごとにも通じますね。
私自身も、自分のお寺も、自分が関わっていることも
この視点を常に持ち続けていたいと改めて感じています。
奪いあいは、お互いに恨みつらみが増長されて
二度と参加したくないという人も大勢になりますが
互いに分け与えは、新たに知己を得、温かい気持ちに包まれ
誰もが皆また参加したいと思うもの。
どんな祭礼であろうと行事であろうと
お互いが温かい気持ちになるといいですね。
激しさよりも温かさが祭りの本質のように感じます(^^)
祭りを通じて、人としての生を謳歌することが大切!
節分を前に改めて、これを自分に言い聞かせています(^^)
| 固定リンク
コメント