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2010年1月 3日 (日)

今年ニ冊目の読書『残された時間』山本良一著

東京大学教授の山本良一博士。
専門は材料科学とエコデザイン。
講演会では、かなり過激な発言をされるが
それほど環境問題は差し迫っている。
それを科学的データを使って説明した本が
『残された時間』

山本教授は
20年後にポイントオブノーリターンが来るという。
つまり地球温暖化はもう止められなくなるまでに
二十年くらいしかないというのだ。

化石燃料によって排出された
二酸化炭素は簡単には消えることはない。
IPCCのデータでは
その20%以上が千年以上大気中に残留するらしい。
ある研究者によると25%は五千年以上
8%は十万年以上も残留するという。

たとえ今すぐに化石燃料を止めたとしても
膨大な量の二酸化炭素が大気中に残留する。

*温暖化が進むと、
 日光の当たらない植物が増え
 二酸化炭素を固定するはずの植物が
 逆に二酸化炭素を排出してしまうようになる。

 簡単に樹木を育てれば良いというものではない。

もうすでに人類は引き金を引いてしまったのだろうか?

核兵器以上の兵器のボタンを押してしまったのだろうか?

私個人は実は環境問題には絶望している。
もう戻れないところまで来ていると確信している。
すでにポイントオブノーリターンを超えたと思っている。
人間はあまりにもエゴイスト。
タイタニックで喩えれば、
既に氷山を避けられないコースに到達してしまった。
しかしだからこそ、環境問題は重要だ。
絶望的とはいえ、それを大きな災害にするのか
小さな災害にするのか、
そこはまだまだ可能性はいろいろある。
だからこそ出来る限り環境問題に取り組む必要があると思う。
そして環境問題に取り組んでいるうちに
その根本原因が人の心であることが見えてくるだろう。

この本を読むと絶望的になるが
まだまだ可能性はいくつも残されていることも見えてくる。
エゴを超えた社会づくり
ここへの挑戦が今始まったのかもしれない。

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