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2009年12月27日 (日)

如来蔵思想を見直す

先日来、如来蔵の見直しをしている。
一切衆生=法界
一切がすべて大日如来という
真言の思想のベース。

今から二十二年前
高野山大学で
酒井真典教授の特殊講義の授業を受けた。
最初の授業は三十人
次の授業は十人
三回目で三人
四回目以降は私一人となり
老僧の、しかも前官御坊の授業を
演習形式で学ばせていただいた。
授業内容は『如来蔵経』。

この如来蔵経こそが
日本仏教のベースとなる如来蔵思想の
原点ともいうべき存在。
真言六祖の不空三蔵がわざわざ新訳されたもの。
酒井先生は
如来蔵経から大日経への流れを
追いたいとおっしゃっておられた。
最後の授業、
実はこれが酒井先生の一般講義の
最終授業だったのだが
「これからこの如来蔵を研究する事業を行いたいので
 手伝ってもらえますか?」
と申し出ていただいた。
その時、「はい」と応えたのだが
お約束をしていた一ヶ月前
高野山で大火があり、その御心労で逝かれてしまった。

このところ、師匠の元に集まり
祖典輪読という名の勉強会をしている。
そこで登板が当たり、如来蔵思想が
改めて研究しなければならないことを知る。
我が師匠こそが、酒井先生の最初の学問の弟子であり
私は、その弟子でもあり、酒井先生の最後の教え子。
既に四十も半ばを過ぎてしまっているが
改めて、もう一度如来蔵を見直し始めている。

そこで一冊の本を購入した。
『大乗仏典 如来蔵系経典』

最初に『如来蔵経』の翻訳があり
二本目は『不増不減経』
三つ目は『勝鬘経』
四番目が『華厳経如来性起品』
五つ目が『智光明荘厳経』

今、前出二本を並行しながら読みなおしし始めた。
面白い。

これらを一通り読んだ後に
これと『大乗起信論』を読み直し
『菩提心論』と『十住心論』
『秘蔵宝鑰』『三昧耶戒序』に臨み
高祖弘法大師が私たち弟子に
何を伝えようとしていたのかを探ろうと思う。

酒井先生の想い
改めて田舎寺の住職ではあるが
後世に伝えっる何かを残しておきたい。

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