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2009年2月10日 (火)

『チェ 39歳 別れの手紙』を観る

カミさんに連れられて
映画『チェ 39歳 別れの手紙』を観る。
http://che.gyao.jp/

彼を突き動かすものは何なのか?
その視点をなくして見ると
この映画は空虚な戦争映画になってしまう。

しかし、強度の喘息という病をもちながらも
革命に成功したキューバに残って安楽な生活をするのではなく
また故郷のアルゼンチンに戻るわけでもなく
彼はボリビアの山岳地帯でゲリラ活動を続ける。
しかし彼が予測した以上に
国民は腑抜けになっていた。
彼は貧困に立ち向かった。
彼自身はどちらかというと裕福な家庭に生まれ育った。
キューバでも閣僚になり生活も安定した。
しかし彼は渇望した。
彼が望むものは地球上からの貧困の撲滅。
そのためには自分は鬼と化し
働き続けようという不屈の意思で行き続けた。
しかし、コンゴやボリビアでは上手く行かなかった。
おそらくフィデル・カストロに代わるべき存在が
なかったからではないだろうか?
熱き彼の思いを理解する人が
少なかったのではないだろうか?
今では彼は英雄として扱われる。
ボリビアでも聖人として讃えられる。
しかし彼が望んだものは
英雄としての名声ではない。
聖人としての神格化でもない。
かれは独りの人間として
資本と呼ばれる鎖からの
人間の解放をただただ純粋に願ったように思える。

フィデル・カストロが彼を形容していった言葉が
「道徳の巨人」
この言葉は重い。

私の中に息づくチェの魂が揺さぶられた。

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