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2009年2月 6日 (金)

ハンドボーズ日誌 番外編 大きなうねり

なぜコーチを続けているのか?
これほど悩みに悩んでいるにもかかわらず
それを理解するものもほとんど居なく
相談する相手もいるわけではなかった。

ハンドボールの技術を語る相手は居ても
逆に全体の流れを語る相手は居ても
毎日の練習は自分で処理をしていくしかない。

時にはトラブルがおき
コーチを続けていく気力がなくなってしまうこともある。

学校の先生ならば仕事として続けられるだろう。
しかし、監督代理のコーチとして
あまりにも悲しくなってしまうことが少なくなかった。

あるときこんなことがあった。
Aさんが、うちのチームのBとCのことを
「あいつらは・・・」とあまり嬉しくない言葉を告げられた。
悔しくて悲しくて、それでも私はBとCをかばった。
Aさんとトラブルが発生。
人として許せなかった。
ところがBとCはAさんのことを信頼していた。
私がAさんの問題点を指摘した。
するとBとCからAさんをかばう発言が出てきた。
その後は私は黙らざるを得なかった。
BとCとの間に私は溝ができてしまった。
かばった相手から刃を突きつけられてしまった格好だった。
悲しかった。悔しかった。
こんな思いをしてまでもしなくてはならないのかと
自問自答をした。
それでもこの子達のためにと、必死に耐えた。

人の心の動きが分からないほうがどれほど楽か?
手に取るようにわかってしまう感情の流れ。
以上の例はほんの一部。
いろいろな問題が起きてきたが
先生や多くの方々の協力の下
何とかしのいできた。

コーチを引き受けて以来
今の二年生には
思い切り気を遣ってきた。
今の三年生の流れを受けてしまい
普通の部活動では考えられない状態だったからだ。
それでも最初は脱落者を出さないことを第一に
いろいろ工夫をしてきた。
皆、楽しかったと思う。
負けても次へ繋がる悔しさを皆が持った。
だからこそ大いに盛り上がり、楽しかった。
練習メニューも厳しくなっていったが
それなりに進んで行ったように思う。

ところが途中から妙なことになってきた。
一二年皆で勝つという意識よりも
学年で分断された意識が目に出始めた。
何度も何度もそれをクリアするように努めたが
その分断はクリアしきれなかった。

二年生が一つにまとまっているのは理解していた。
だからこそ一年には随分と我慢をしてもらってきた。
ところがチーム全体が強くなれば強くなるほど
そのままの体制では無理であることが露呈してきた。

コーチ陣は本当に優秀な人が集まってくれた。

だからこそ、自分ひとりではないんだという意識を
もっともっと持ってもらいたかった。
ここで自分は悪役を引き受けようと強引な手法に出た。
理解されなかった。
それでもそれを押し通さなければ
また昔のハンドボール部になってしまう危険があった。
今の三年生の繰り返しだけは避けたい。
県の予選で消えてしまうような状態にはしたくない。
高校生たちの一時期の感情よりも
チーム全体の流れを見つめたとき
強引な手段しか方法はなかった。

それに耐えかねたのか退部者が出た。
その中の一人は
私を高校に誘ってくれた張本人でもあり
梯子を外された思いがした。
(今も、すぐに戻っておいでというのが本音
 だからこそ形式上は休部にしてもらった)
今までの私だったら、
とことん話し合って引き止めていたと思う。
しかし今回は敢えてほとんど何も言わなかった。
今私が目を向けなくてはならないのは
必死で立ち向かっている生徒たちであり
逃げていくものではなかった。
苦しみ悩んだが、結論は明快だった。


ここに来て流れができ始めた。
コーチ陣も強力に協力してくださるようになった。

トラブルは今も起き続けている。
そしてそれに対して処理はしても
気づかなかったふりをしていることが多くなった。

最近になり、キャプテンと部長の二人が
それに気づいてくれるようになった。
一年生も敏感な子は気づいてくれていた。

今はピンチのがけっぷちに居るが
流れとしては本当に良い流れになりつつあるように思う。

今後も感情の流れは気づいていても
できる限り無視していくつもりだ。
その感情に振り回されてはチーム全体にひびが入る。
何事もなかったかのように笑って進めて行きたい。

今の二年生がハンドボールを続けていて良かった
最後にそういって笑顔を見せてくれるその日を夢見ている。
そして一年生はそこからまた大きく飛躍してもらいたい。

今はこのチームと関われて本当に良かったと思っている。

私もまた誰よりも多くを学ばされている
そう感じる。
彼女たちに、そして彼女たちをさせる皆に
深く厚く感謝したい。

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