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2009年2月14日 (土)

言語道断

12日、師匠のお宅での勉強会でのこと。

「言語道断」という言葉が問題となる。

一般的な意味では、
・あまり酷くて言葉も出ないほどである。
・極めて悪くて、何とも言いようがない。
・もってのほかである。
とNETの慣用句辞典には記される。
http://www.geocities.jp/kuro_kurogo/ko-jien02/page28.html
この用例は東大寺文書の西暦1056天喜4年には既に用いられているので
平安中ごろには既にこうした意味で用いられたようである。

「ごんごどうだん」というように
言語を漢音の「げんご」ではなく呉音の「ごんご」と読むのは
仏教用語からの引用である証拠である。
その用例を大正蔵経で調べてみると
『仁王護國般若波羅蜜多經 』
『大方廣佛華嚴經』
『維摩詰所説經』
『大智度論』
『中論』
『大日経疏』
『維摩經義疏』
などそのほか多くに記されている。
その意味は、「言葉で表現することはできない」という意味であり
悪い意味というよりも
むしろそれほど真理は奥深いという意味で用いられることが多い。

本来の意味と現在用いられる意味と
全く別の意味になってしまった例である。

考えようによっては
善悪の判断を超えて
「ことばでひょうげんできない」
と単純に捉えることがよいのかもしれない。

何気なく普段使っている言葉の
本来の意味は何かを見つめるのは面白い。

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