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2008年7月16日 (水)

映画『軌跡のシンフォニー』

カミさんと映画を観てきた。
最近、素晴らしい内容の映画ばかりだったので
この流れを崩したくなかったので
慎重に映画を選んだ。

邦題『軌跡のシンフォニー』 原題『August Rush』
http://kiseki-s.cocolog-nifty.com/official/
映画の内容を観る限り
やはり原題のほうがふさわしい。
なんでこんな邦題のような陳腐なタイトルにしたのか
この映画に対する思いの低さを感じてしまう。
これは翻訳者の問題というより
配給会社の問題ではないだろうか。

さて内容は一人の孤児が
もって生まれた音楽の才能と
その純粋な心で、両親を捜し求め
音楽に生きるという物語。
途中に大人のエゴが丸出しになり
厭な面も見せ付けられるが
結果的には奇跡的な出会いにより
親子が再会するという
アメリカ映画ならではの楽天的なストーリー。

境界に住む女の子の声もすばらしかった。
子供の身元よりも、その才能を慈しんだ
神父とジュリアード音楽院の先生方の心の広さも素晴らしかった。

またいくつも学びがあった。
純心に音楽に行き、
世の中のお金には無頓着に生きる主人公。
最初の麦畑のシーンと最後のコンサートシーンが
見事にダブっていたり
ことばでrushという内容の意味を引っ掛けたり
いろいろと仕掛けがしてあったところも面白い。

深い内容のものではないが
それだけに誰が見ても感じ取ることができる映画だった。

最近、映画を観ていて思うことがある。
妙に複雑にして奥深く見せる映画よりも
一見すると、実に単純な構造でありながら
感性的に感じさせ、考えさせてくれる映画のほうが
印象深く残っていることを知る。
これは映画だけではなく
いろいろなことに繋がるのだろう。

19日に、富山へ講演に行く予定だが
ここでも、できる限り分かりやすく
一見すると、表面的な内容に思えながらも
感性に訴え、見方によってはかなり深い内容を
追求してみようと思う。

この映画は講演前に見てよかった。

各務原ではこの金曜日に終了してしまう。
できる限り早めに観ておいてほしい映画の一つだ。

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