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2008年6月 5日 (木)

本の紹介『幸福論』ヒルティ 私に影響を与えた最大の啓発書

坊さんになった引き金は何ですか?

こう質問されると、「縁です」といつも語っている。

しかし、その当時の想いを思い出してみると
まず最初に私の人格形成に最も影響を及ぼしたのは
岩波文庫の青ラベルであることは間違いない。
あのころはむさぼるよう日本を読み
私の哲学的な素養を増していくことができた。
その中でも最大限に私を啓発してくれた書が
この『幸福論』ヒルティ著 である。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003363833/prpmenade-22

ヒルティは法学者であり弁護士であり政治家であり
そしてなによりもキリスト者であった。
彼の暖かで強い思いに、この本を通して触れた。
私は何度も読み直し、この本は既に4冊ほど購入している。
それほどまでにボロボロになるほど読んでいるからだ。
おかげで白水社から出ていたヒルティ著作集まで
手に入れた。
当時は食事まで我慢をして手に入れたものだ。
その内容は深く熱く私の中にはいりこんだ。
今でも私の血肉になってる。

キリスト者に導かれて真言密教の坊さんになった。
面白いものだと今でも思う。

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