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2008年6月 8日 (日)

人格形成のための書籍を持っているか?

今日はかなり手厳しいことを記そうと思う。
耳障りなことも記してあるが
そのあたりはお許しいただきたい。

「あなた自身の人格形成に深く影響を及ぼし
 今もなお影響を及ぼし続けている本は何ですか?」

この質問に答えられる人はどれだけいるだろうか?

かつて明治のころまでの日本の知識人は
決まって四書五経を読んでいた。
それを基準とするものの
内容にただ順ずるのではなく
その内容さえも批判しながら自らの人格形成をなしてきた。
もちろんきょうっくに携わるものは
たとえ小さな寺子屋の先生でさえ
この四書五経を当たり前のようにして読破していた。
それは今のように書物が手に入りにくい時代のこと。
それでも何とかして四書五経を読破していた。

現代ではどうであろうか?
四書五経とは何であるかを
具体的に述べることができる人はどれほど居るだろうか?

四書とは
『論語』『大学』『中庸』『孟子』、
五経とは
『易経』『書経』『詩経』『礼記』『春秋』
この本を持っている人が今はどれほど居るだろうか?
実は五経はなかなか入手しづらくなっている。
私は古本を当たって何とか集めてはいるが
こうした古き日本の精神性を築き上げた書物が
とても入手しづらいという信じられないことが起きている。

と言っても私の場合はこれらの本は通読破しているが
血肉になっているかと言うとそうではない。

私の人格形成に深く影響を及ぼし続けている本ベスト10は
以下のとおりだと思う。

1『初会金剛頂経』(一切如来真実摂経)
2『幸福論』をはじめとするヒルティの著作集
3『キリストにならいて』トマス・ア・ケンピス
4『「いき」の構造』九鬼周造
5『善の研究』『思索と体験』『続思索と体験』西田幾多郎
6『旧約聖書』文語
7『四十巻華厳経』華厳経の入法界品
8『夢中問答』夢窓疎石
9『不動智神妙録』沢庵宗彭
10『ラーマ・クリシュナの生涯』ロマン・ロラン著作集5

ヘッセもカントも安岡正篤もガンディも孫子も荘子も墨子も
小学も天路歴程も新約も他の経典群も
また多くの真言の先師たちも入れたかったが、
ベスト10には入らなかっただけである。

弘法大師の著作がまるっと抜けているが
これはまた別格で、今も研究し続けている。


さて、自己形成に役立った書物の
具体名を言える人がどれほど居るであろうか?

日本が精神性を蘇らせるには
こうした書物と慣れ親しんでいる人は必須であると思う。
残念ながら、教師とか講師を名乗る方々でさえ
自分の人格形成に欠かせない
精神的書物を有していない人が多い。
今、教育に求められるのは
こうした自己形成に欠かすことができない書籍に出会うことを
伝えていくことではないだろうか?
そのためには自らも読んでいなければならないはずだ。

一度、学校の先生や教育委員会の方々や
学習塾の先生や
いわゆる精神活動に対しても指導する方々に
保護者や生徒たちが尋ねてみるのも良いのではないだろうか?
学校の入試に「愛読書は?」という面接もあるのだから
先生方にもぜひ質問してみてはどうだろうか?

もちろん、部活動をしている先生であるならば
その部活動が自分の書籍ですと応えられるのもあると思う。
何でも良い。
この天地は全て書籍なのだから。

この質問に応えられない先生に
果たして保護者の方々はお子様を預けるだろうか?

そして保護者の方々自身も
自己形成に役立つ書物をお持ちだろうか?

今、それを有していない方々には
是非それを持たれることをお勧めしたい。
どんな年齢であっても
今からであっても遅くはない。

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