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2008年6月17日 (火)

次の一手

将棋の名人戦が行なわれている。
私は駒を動かす方向位しか分からない
殆ど将棋を知らない門外漢。
それでも、名人戦はなぜか見入ってしまう。
今回は羽生挑戦者が永世名人位を得られるか否か
そうしたこともあるからかもしれない。
しかも羽生挑戦者は平行して棋聖戦にも臨んでいる。
凄いとしか言いようがない。

将棋の醍醐味は相手の次の一手を読み
そこから広がる無数の一手をシミュレーションして
相手の一手を防ぎ自分の攻めの一手を指すところ。
常に未来未来へと思考を進めていく。

これは将棋や囲碁、チェスなどの
盤上の勝負事に限ったものではない。

サッカーでも、ハンドボールでも、バスケットボールでも
ボールを持っている人のみならず
次にパスされる人をマークすることが
ディフェンスの最大のポイント。
そこから攻撃が仕掛けやすくなる。

柔道や合気道、空手、レスリング、ボクシング、剣道などの
武術や格闘技もまた同じ。
相手の次の一手を読んで、それを防御し
そこから攻撃へと移していくことこそ肝心。

これはビジネスにも通じる。

そういえば、ホームページやブログを観ていると
過去の出来事ばかりが記されており
次の一手、つまり未来について書かれた物は
それほど多くない。
未来志向なのかどうかは
それこそ、個人でも、チームでも、企業でも
大切なことのように思う。

かくいう私も、名人戦を見つめるまで
すっかり忘れていた。
元来未来志向の私が
最近は過去にこだわり前例ばかり気にし始めていたようだ。

さて、次の一手、今日はその一手を行動しようと思う。

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