本の紹介『ビジネス脳を磨く』
世の中HOW TO本が氾濫している。
どうやったら儲かるか
どうやったら幸せになるか
それらを過去の事例を基にしての
HOW TOを世間に知らしめ
それによって儲けようという意図が
非常に強い本を散見する。
一方で、HOW TOではなく
物事の核になる部分を綴った本も少なくない。
私がこのブログで紹介している本は
ほとんどが、HOW TOではなく
その核を扱った本である。
今回紹介するのは
ビジネスの核を扱った書籍だ。
『ビジネス脳を磨く』小阪裕司 著
日本経済出版社 日経プレミアシリーズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453226006X/prpmenade-22
彼のメルマガも好きで継続して読み続けている。
視点が面白い。
今回の本も、POPを手書きするという類の
脳を磨くということにこだわったものだ。
本を読み続けているうちに
これはビジネス書にとどまらず
ありとある揺るところに適用される内容であると感じた。
そのためにここで紹介することにした。
第一章 ナスの細胞には確かに水はあるけれど
「フレーム」を知る
第二章 こぶとりじいさんのこぶはもらなわい
プロセスに目を向ける
第三章 価格ではない。付加価値でもない。
感性情報をデザインする
第四章 花見はなぜ飽きないのか
人の感性は進化する
第五章 誰の目の前にもリンゴは落ちている
現象・データから何を読み取るか
第六章 パリにも、江戸にも、きっとあった
自分を伸ばしてくれる場
章題だけでもいろいろ感じさせられる部分がある。
ビジネスで行き詰っている人
仕事で手詰まりになっている人
そうした人の発想の根幹を問うた良書。
お勧めの一冊。
| 固定リンク
コメント