Winner don't punish(勝者は罰しない)」
2008年3月20日の『Nature』誌に面白い論文が掲載された。
タイトルは「Winner don't punish(勝者は罰しない)」
http://www.nature.com/nature/journal/v452/n7185/full/nature06723.html
人に行動をうながす場合、
罰を与えることは短期的には効果があるようだ。
しかし、そこには報復という裏が見え隠れする。
長期的にみると、
決して行動を促したほうにも促されたほうにも
利益を与えるものではない。
一方、長期的な意味での勝者は、
全体的に処罰を与えることが少ないことが、
研究によって分かったというものだ。
これは面白い研究だと思う。
もしスポーツに当てはめるのならば
動作に失敗した者には罰を与えるのではなく
その失敗の原因は何で
今後何をしなければならないのかを
その失敗した本人に確認することが
大切ということなのかもしれない。
これはスポーツばかりでなく
学習にも仕事にも繋がる。
真の勝者はどういう行動を取るのか
科学的にも研究され始めたのは
とても面白い。
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