中学女子ハンドボール部へのコメント
ある中学の中学女子ハンドボール部の選手に対するコメント。関係者がこれを読まれたら、是非一人ひとりに伝えていただければと思う。
1:キーパー この生徒は天性の才能があるようだ。正確な動きがあり、片手ではあるがスライディングキーピングも行っている。さらにトラッキングフットワークも自然に行っている。おそらく無意識の行動だろうが、これは天性としか言いようがない。ここにゴールキーパーとしての専門練習を加えれば、かなりの選手になると思う。この生徒を育てたいという欲求に駆られている自分を知る。
6:左サイド:かなり器用な選手。この選手がもっと動き回るシステムを構築すれば、かなりの攻撃力を増す。彼女をもっと使った攻撃を増やすといい。動きは機敏だ。
3:左45度:本人が思っている以上に力がある。ただ消極的な面が見られ、自分で打てるのにパスを回してしまうことが多い。さらに左サイドとコンビネーションを高めれば、得点も数段あがる力がある。
2:センター:とても器用で視野の広い選手。もっと高度なパスの練習をすることで、他の選手を活かし、他の選手も活かせられるとおもう。センターだからステップシュートも好い。できればサイドスローのステップシュートを覚えてもらいたい。ただし、彼女はバランスが良いので、低めに打つジャンプシュートを最大限に磨くことが先決だろう。彼女のできふできで試合が決まってしまっている。逆に皆が彼女を活かすようにし、彼女のできふできで左右されないチーム作りが必要だ。
4:右45度:右サイドとのコンビネーションは素晴らしい。パスの出し方を覚えると、もっとシュートにも活かされてくるはずだ。突進力も磨ける才能がある。彼女も自信を持って、もっとどんどんシュートを放つようになれば、得点は必ずアップすると思う。
7:右サイド:貴重な左利きが生きたシュートが放てるが、自分自身がその才能を理解しきっていないようだ。少々、奥に沈みすぎかもしれない。ただ右45度とのコンビプレーは素晴らしい。それとシュート練習を繰り返す必要がある。彼女のフォームは実にきれいなので、型を覚えると優れた右サイドに変身するはずだ。ジャンプ力もあるので、勇気を持って進んで欲しい。
5:ポスト:彼女のブロックは凄いの一言。二人を一度にブロックする技は、両サイドに通用するはずだ。またセットプレーからのフリースローでのシュートはもっと思い切り撃って好いように思う。キーパーの怪我を恐れているのか、彼女の力が出されていないように思う。彼女は大きく化ける素質を持っている。ポストにこだわらず、コートを駆け回るのも行ってかもしれない。
このチームはまだまだ強くなる。このチームにもっとアドヴァイスをしたい!一人ひとりが特徴を持っているので、システムを上手に構築していく必要があるだろう。6:6を行うにしても、その6:6が何を目的にしているのか明確にし、繰り返して練習する必要がある。ある型を持っているので、その型にはまったら誰にも止められないというレヴェルにまで引き上げることが可能だと思う。選手間でもっともっとミーティングをし、意思の疎通をはかっていって欲しい。そうすればこれだけ器用なチームなので多彩なフォーメーションも可能だろう。男子生徒がフォーメーションの研究をしているので、それを学ぶと良い。
女子にまで眼を向けてしまったが、それくらい魅力のあるチームに仕上がる可能性がある。夏までに磨きをもっともっとかけて欲しい。
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