一つの灯火・・・・中三生のために護摩を焚く
中学三年生の寺子屋の生徒が三人居る。
その生徒のために護摩を焚いた。
受験を無事に済ませられますように。
卒業にあたり、最大限の力が発揮できますように。
そんな祈りを捧げた。
最初はなかなか火があがらない。
途中消えかけもした。
一段目の火天段では、まさにそんな状態だった。
しかし、一つの残り火が燃え続けており
本尊段に移る際には
結果的には素晴らしい炎となった。
これも稀に見る美しい炎だった。
とても気持ちよく
護摩供養を完成させられた。
いろいろな意味が含まれていると思うが
私はこう感じる。
自分の心の灯火さえ消えなければ
それがたった一つの灯火であっても
大きな炎へと変わっていく。
大きな明かりもたった一つの炎から生まれていくもの。
このメッセージが三年生に向けられたものだろう。
彼らとの付き合いは長い。
いろいろと私から吸収してくれたことだけはよく分かる。
そして今日の護摩は、おそらく私という一つの小さな炎が
彼らの心の炎となったことを
確信させてくれるものだった。
大いなるいのちに深く感謝したい。
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