中国問題からアメリカという国を考える
ご供養が終わり、食堂にふと顔を出すと、テーブルに新聞。
中日新聞のサンデー版で中国の問題を扱ったもの。
これほど問題を抱えた国なのに
なぜアメリカは見過ごしているのか?
軍事力が怖いのか?
核が怖いのか?
経済的な問題?
頭の体操になると感じたので
少し静かにして頭の中で観じてみた。
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アメリカは中国を屠り食したいのではないか?
これが結論になった。
中国の問題は
人権問題・環境問題・農業問題・人口問題・格差問題など
数え上げたらきりがない。
しかもチベットなどの自治区の問題もあり
最大のアキレス腱である台湾問題もある。
この問題を悪化させるだけ悪化させ
どうしようもなくなったときに
やりたいだけやらせて、
世界的に言い訳できないように追い込む。
そこでアメリカの軍事力・政治力・経済力がものをいう。
これからはアジアの時代だという人も居るが
アジアに欠けているものがある。
それは倫理観。
本来アジア人は高度な倫理観があったはずなのだが
いつの間にかその倫理観は経済主義に葬られ
非常に低い倫理観になってしまっている。
こうした倫理観の低い国が世界をリードするとなると
今のこの地球の自然環境を見た場合
今の文明は確実に崩壊する。
人間は生き残るだろうが
その数は、想像を絶する低さとなるだろう。
地球がそれを望むのならともかく
現在の地球を支配している人たちが
それを許すわけがない。
アジアの倫理観では、心からは他者は着いてこない。
アメリカは中国を日本のような国にしたいと望んでいるのだろう。
アメリカという国に忠実な国にしたがっている。
そのためには、第二次世界大戦前の日本と同じ状況を
中国に作らせるのではないだろうか?
今のまま行けば、中国は食料難とエネルギー難に
どこの国よりも早く困り果てていく。
そうなるとそれらを求めて外に向かざるを得なくなる。
そこが戦争への入り口となっていく可能性が高い。
いや、すでにアメリカと中国は戦争状態であり
それが現実化していないだけなのではないか?
実際に目に見える形で戦争が行われたとすると
それは既に決着がついたということなのではないか?
そのように思えてならない。
台湾がパールハーバーになるのかもしれない。
政治的にはイラク戦争は失敗したアメリカ。
しかしそれはあくまでも表面上のこと。
イラクの油は手中に収めることができたのは事実だ。
ユーロ寄りになったフセインを葬り北朝鮮を牽制することもできた。
日本の海外派遣を限りなく可能にした。
アフガン問題ではパキスタンを標的にし始め
それによってインドはアキレス腱のパキスタンに集中し始めている。
それらは、中国という敵に対する布石となってしまっているのは事実。
一見、死に石だったイラク戦争も
実は対中国戦争としてみると大きな布石となっている。
おそらくまもなく詰めが完了するのであろう。
それは2010年の上海万博あたりの中国の経済的なバブル崩壊時か。
こう考えるとアメリカという国を支配している人たちの
頭の良さには舌を巻く。
どのような状況になっても、それを捨てるのではなく
一見失敗作も、次への布石に変身させる作戦を持っている。
いや、一見失敗と見させることこそ
実は最大の布石なのではないだろうか?
そう思うとベトナム戦争も
実はアジア戦略の大きな布石であったことが見えてくる。
あれのおかげでアジアの流れが変わっていった。
アメリカの失敗は失敗ではない。
実は次への大きな布石であると知らねばならないだろう。
アメリカを支配する東部エスタブリッシュメントの人たちが
高度な倫理観であることを強く望む。
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と大げさに考えてみた。
この考え方が正しいかどうかは分からない。
少なくとも今のわたしには上記のように見える。
考えすぎとか的外れであれば良いのだが・・・・。
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