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2008年1月 2日 (水)

ケニアの内紛から思う

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ウォールストリートジャーナルのケニアの暴力のニュースがトップだった。
少なくとも260人の人が殺されているという。
貧困と無秩序が作り出している悲しい世界。
日本の中日新聞、国際ニュースのトップも同じものであった。

先ほど姪っ子たちを連れて、イオン各務原店に行く。
駐車場は埋め尽くされ、何千という人出。
買い物に明け暮れる人々。
そこには暴力という文字は見出されないと思った。
ところが、駐車場では自分が一番と先を争う人の荒い念の渦。
ここにも、暴力に繋がるものが見出される。
ところが妹婿と話をしていると
「十数年前だともっと争いごとが多かったように思うけど
 ずいぶんと洗練されてきたのでしょうかねぇ」
という意見。
なるほど、歴史的に見ればずいぶんと改善されているには違いない。
もちろん理想的な状態とはいえないが
列をきっちり並ぶようになったのは事実だ。
かなりの前進といえるかもしれない。
やはりここは平和だ。

途中、少々疲れたのでコーヒーブレイク。
するとそこにお茶のO先生の一番弟子のHさんご家族がいらっしゃった。
これだけ広く、これだけ多いひとでごったがえすなか
Hさんと出会うとは、何かものすごくラッキーなものを感じる。
ケニアもこうして他者を支配せず
他者の行動を尊重すれば、争いごとは減るだろうに。

空海は朝廷内の内紛を納めるために尽力した。
その教えを受け、朝廷内の跡目争いは一時期的にせよ消滅。
そのおかげで人民に政治の眼が向けられた時期であった。
世界の争いを目にするたびに
高祖弘法大師ならばどうするのだろうかと
常に自問している。
政治世界とは一線は引いているが
自分自身が何ができていくのかは常に考え
できることを実践していきたい。
何もせずに後悔するよりも
今できることをしっかりやれればと思う。

ケニアの内紛は遠い世界のことではなく
自分自身のことと置き換えられるように
こうした着想は常に大切にしていきたい。

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