« 2007最後の高野山へ(1) | トップページ | 777 »

2007年12月18日 (火)

般若心経のサンスクリット 節回し付き を高野山の帰り道に聴く

高野山の帰り道、何を堂間違ったのか、河内長野で仲間を下ろした後、道に迷ってしまった。おかげで時間が予想以上にかかったが、ここで思わぬ拾い物をした。『般若心経の世界』学研 に付属していたCD「般若心経の来た道」が車の中に入っており、それを聴いてみたのだ。サンスクリットの読みと音階のある読み、中国語台湾佛光寺の読みと音階のある読み、韓国語の読みと音階のある読み、永平寺の般若心経と加藤剛氏による中村元訳のものが入っている。いちばんしっくり来たのは、もちろん永平寺のものだが、繰り返すと、サンスクリットの音階のあるものが一番耳についた。特に真言 ガテー ガテー パーラーガテー パーラサンガテー ボーディー スワーハ。これは耳に染み付いた。途中から、このサンスクリットのものばかり聴いていた。スワーハは最後に付け足している。なにか、真言を唱えた後に、「ありがと!」と微笑んで軽く言っているような雰囲気がある。この節回しは役に立ちそうだ。

このサンスクリットを聴いて感じた。私たち僧侶はできるだけ抑揚をつけずに読むように指導されている。ところが一般の方々はそれぞれの独自の節回しで読まれることが、ままある。この節回しが、なんとなくこのサンスクリットの音階のものと似ている気がしたのだ。ひょっとすると、私たち僧侶が唱えているものよりも、一般の方々が唱えている節回しの方が本来のものに近いかもしれない。ここは信仰が織り成すもの。理屈よりも、そうした感性のほうが真実に近いと言えない事もない。とすると、他の仏様の真言も抑揚があるのだろうか。ちなみに文殊菩薩の a ra pa ca na を、般若心経の真言に近いふしまわしで唱えてみた。「これは好い!」。伝統とは外れるので、誰かに伝えることはできないが、自分自身の修法の際に実際に用いていこうと思う。

この本は既に絶版。古本は以下で手に入る。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4054022278/prpmenade-22
お持ちでない方はCDだけでも手許に置いておいても損はないと思う。

|

« 2007最後の高野山へ(1) | トップページ | 777 »

コメント

玄米和尚様、こんばんは。

サンスクリット音階付きの心経は興味があります。どこかでちらっと聴いたことがあるのですが・・・
自分では抑揚をつけずに読んでいます。

文殊菩薩様「おん あらはしゃのう」ですね。
サンスクリットの発音、聴いてみたいです。

投稿: Nazuna | 2007年12月18日 (火) 23時00分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65354/17406643

この記事へのトラックバック一覧です: 般若心経のサンスクリット 節回し付き を高野山の帰り道に聴く:

« 2007最後の高野山へ(1) | トップページ | 777 »