子供たちに熱く語る
ある代議士の秘書が訪ねてくる。そこで彼に彼らしく生きるように課題を与えた。どう生きるかは彼自身の問題だ。
そしてその延長で、寺子屋の中学三年生の三人に、ものの考え方を伝えた。
仕事。強制的にやる仕事と、自発的に行う仕事。どちらが良いのか?すると生徒たちは「自発的」と答える。では「みなのご両親の仕事は?」と尋ねると、お金を稼ぐためのものであり、自発的ではないとのこと。では、「私は?」と尋ねると、「自発的!」と生徒たちには見えているという。本当にそうなのか?
そこで図示して見せた。集合論の図。
世の中の多くは強制的に行われている仕事が多い。昔は王が家臣に命じたり、主人が奴隷に命じたりしていた。今は会社という組織が社員をお金で強制労働させている。
また一方では、芸術家は他者がなんと思おうと自分の思ったものを作る。これはかなり自発的。
しかし、他者からの要望もあり、また自発的なものでもある仕事はあるのではないだろうか?
そんな問いを投げかけた。生徒たちは真剣にその言葉を聴いてくれた。域外を持つ仕事とは何か。そもそも自分が生きているという実感と社会の役に立っているという実感とは一致しないものなのだろうか?来年から高校生になる彼らに、高校生の間中、そんなことを伝え、彼ら自身で考えてもらおうと思っている。
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