異宗教の共存
宗教倫理学会。最近この学会が大好きで参加することが増えている。異宗教間対話が違和感なく行える貴重な場。
十月一日、大和(奈良県)の橿原神宮の権宮司さんから奈良県内の宗教者会議が開かれた旨を聞かされた。そして熱くかかってくださった。
昨日、白光真宏会よりDVDが届いた。五月に開かれた平和の祈りの模様。世界中から宗教者が集まった。
こうした動きが私の周りで加速している。自分の宗教を主張するだけの時代はすでに終えている。また、比較してその差異や共通性を語り述べる時代も終わりを迎えている気がする。今、私を含めて宗教者に求められているのは、他者をそのまま認めること。そして、それぞれがそれぞれの立場で教えを伝え、個人レベルでも社会レベルでも平和・寂静を祈り、大いなるいのちに感謝を捧げること。
一昨日、若いF君に伝えたメッセージは、1から10までやりたいことがあれば、3から8は我慢して、1,2に集中すること。人は、1から8を我慢して、9、10を選びがち。そんな人生は、個人レベルでも自分を賤しめるし、大きな視点からも大いなるいのちが自分を分化してこの世に生かしてくれているいのちを活かしていないことになると伝えた。じつは、それは私自身にも言えること。今、私の周りで起きていることを素直に認め、この道を歩んで生きたい。それこそが真言密教を生きることになると私は信じている。
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