軍艦マーチ
昨夜、カラオケに行く。そこで軍歌『軍艦行進曲』を歌う。歌の内容は実に格調高いものであった。軍艦そのものは、やはり兵器でありあまり気持ちの良いものではない。軍艦マーチもそれに沿ったもの言う意味では、少し疑念の残る歌だ、しかし、この軍艦を自分にたとえ、「仇(あだ)なす敵」を自分の中に潜む煩悩に喩えると、これもまた面白い歌だと思う。
日本は剣という武器を殺人剣から活人剣へと昇華してきた。日本の武道は皆この傾向にある。そしてこのバックボーンになってきたのが仏教である。さらに言えば、真言密教は武具を法具へと昇華してきている。この視点で見ると、軍艦マーチもまた良いものだ。ここもまた面白い。単に軍隊がだめだという視点よりも、こうした昇華していくことこそ重要なのではないだろうか。改めて感じる。日本の自衛隊が武道のように道を追求する一面も備えてくれればと感じるのは私だけだろうか?
これから、檀家の三十五日に行き、その後に相談に来られる方がいる。そして夕方には妹夫婦がやってくる。
| 固定リンク
コメント