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2007年4月15日 (日)

観音菩薩:七七日

今日の午前中に七七日(四十九日)の法事。毎週一回通って法話をお話してきたが、今日までで、次回は百ケ日。百か日の仏は観音菩薩。

今日の法話は、観音菩薩。観音菩薩は自由自在に物事を観る仏であり、他の苦しみを自分のことのように思い、慈悲を与える菩薩。私は若くして海に溺れてなくなった友人のことを思うようにしている。その苦しみはいかなるものなのか。私も喘息で声も出ない時があるが、窒息の苦しさは大変なものだったと思う。その苦しみを自分のことのように感じる、ここに大悲の第一歩がある。できる限り、具体的な苦しさを観じ、それを自分自身に置き換えていただくように伝えた。他者の苦しみが分かったとき、傍に居る事の大切さを理解できるものだからだ。

故人の苦しみを、自分に振り返っていただいている遺族たちを前に、それゆえにこそ行動に出られることの大切さを感じた。

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