何かをやめること の一週間:二七日
昨日は、二七日を迎えた檀家さんのお宅へ行く。そこでの法話。最初の一週間は不動明王。最もよく動かれる仏様。その名前と異なり、本当に自由自在に動かれる。菩提心が不動だからこそ、自由自在に動かれることを説明。そして次の二週間は釈迦如来。釈尊ともいう。真言宗の釈迦如来は生身の御釈迦さんではなく、その御釈迦さんがこの世に生まれてこられたその本体である受用法身の釈迦如来をいう。この釈迦如来は生活を整えるための戒律と深く結びついている。そこで、その檀家さんに、一週間前に「これからの一週間、何か自分で決め事をして行動をとってほしい」と伝えた。そして、今回は文殊菩薩。釈迦如来の脇侍のお一人。剣を持ち、煩悩を切り裂く菩薩。それゆえに「これからの一週間は、何か一つやめることを決めて実行してほしい」と伝えた。お茶断ちという言葉があるが、自分の好きなことを控えて、そのエネルギーを最もやりたいことに向けることは大切なことだ。それを実現する一週間と伝えた。今回のこの七日ごとのお参りは、ある意味おおきなモデルとなりうな予感がしている。
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