『金光明経』にみる食事
今回の高野山で一つ収穫を得た。生井学長とお話をする機会を得たのだが、その際に『金光明経』の中に、マクロビオティックに類似する部分があるという情報を得た。特に簡約の注釈書にあるそうだ。
そこで手元にある漢訳経典とにらめっこしてみた。具体的な内容は出てこないが、病気治しということでの食事の記述は出ている。インドのものだからアーユルヴェーダが基盤になっているだろうが、中国の注釈ならば漢方が入ってきており、おそらく生井学長のおっしゃったことが後付できるのではないかと感じる。
この『金光明経』は、日本では一般に顕経のものとして扱われるが、弘法大師はこれを重要視して密教経典と位置づけた。またチベットでも真言道の経典として扱われている。
しばらくこの経典とお付き合いさせていただこうと感じている。
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