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2006年11月13日 (月)

講伝の戒と広観斂観の話で感激する

高野山大学で『大日経』の講伝を受講。今回は特に二つの大きな収穫があった。

一つは、戒の問題。私は信者さんに戒とは自分を縛るものではなく、自分を楽にする習慣と伝えている。戒というと自分を雁字搦めにしてしまうと感じて、いわゆる戒を持たない方向へ日本人は向きつつある。しかし、それは戒の本質を知らないからだと伝えてきた。
今回の講伝では、そのことを『大日経疏』によって改めて証明していただいた思いだ。戒とは習慣づけ。このことをもっと知る必要がある。

またこの戒の問題を見つめているうちに、最近の欧米事情に意識が飛んだ。
欧米ではビバサナが流行り、その影響で上座部仏教が勢いを増している。そしてその教えに連なる人たちは、不殺生戒を代表とする、持戒を字義通りに守ろうとする。しかし、それはかなり杓子定規な考えが多い。
今回、その危険さを更ためて教えていただけた。やはり密教は三摩耶戒である。この三摩耶戒をもう一度、見つめ直してみたい。これについては稿を改めて記そうと思う。

二つ目。それは広観斂観(こうかんれんかん)のこと。右螺旋と左螺旋のことはぐっと来た。実は、ある観法に関して、どうやったらそれがうまく出来るのか、なかなかわからなかった。そして今日。この広観斂観の話を聞いて、すぐに瞑想に。ビックリした。あまりにも簡単だった。
どんな観法に当てはめたかはここでは省略するが、当たり前といえば当たり前だったのだ。実は私が月例不動護摩の際に信者さんにしている洒水加持の際にやっていることと繋がっていたのだ。愕然とした。

今日の講伝も有難かった。深く感謝。

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