スタートレック エンタープライズ第4シリーズDVDを観る
スタートレック エンタープライズの第4シーズンのDVDを観る。打ち切りになってしまった最終シーズン。
宇宙連邦の創設に繋がる話、TOSでなぜクリンゴンの頭に突起がないかという辻褄あわせ、時間管理戦争、人間のエゴの超越、政治的な人と実効的な人などなど様々な人間模様やストーリーは、なかなか興味深いものだった。特にナチス物を扱うという試みも、成功とはいえないまでも意欲的な作品だったように思う。平行宇宙で全く異なる人格の自分が存在し、奇妙なことだが全く異なる世界ながらもこの世界と裏表の世界が存在するというDS9との整合性。異星人間同士の遺伝子組み換えで産まれた子供や、タッカー少佐が亡くなること、そしてTNGでのらいカー復調のエピソードを持ち込み最後を締めくくるところなど、話題は事欠かない。TNGでアンドロイドのデータを作ったスン博士の先祖が遺伝子組み換えにとりくみ人間を超える人間を作ろうとしていたことなど、エンタープライズと他のシリーズの流れを最後の凝縮させたようだった。
内容的には面白いし、私のようなトレッキーには面白いのだが、やはり一般受けはしにくいかなぁと私でさえ感じる。作り手が最後に一気にやりたいことをやったという感覚だが、本当はもっとゆっくり作りたかったのだろうなということが随所に感じられた。残念だがスタートレックもこれでしばらくはお休みだろう。
| 固定リンク
コメント