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2006年9月28日 (木)

学道(勧学会)三年目成満

今日、勧学会が終了した」。9月5日から始まり、今日で結願。一ヶ月近くもお寺を空け、しかもお彼岸に居ないという暴挙にも近いものだったが、今回はそれなりに成果が出せたと思う。形式的には「阿闍梨供昇(あじゃりくしょう)」と「三年目講讃了」をいただいた。内容的には多くの知人を得、不思議な縁をいただき、また過去帳の記入、そのほか自分自身の修法の深め方などを体得できたと思う。

金剛峯寺の上段の間で行われた儀式は圧巻だった。壇上伽藍の御影堂(みえどう)の内内陣に厳重に保管されている過去帳。そこに名を記すことができたからだ。三年目修了者のみに与えられる特権。お寺の名前と、戒名と出身地を記入する。「平成十八年 高家寺 大法師 宥智 (花押) 尾張産」緊張しながら記入させていただいた。これで私を通じて、高家寺に縁のある方々も供養できると思う。高家寺の歴史の中で、この過去帳に名を記すことができたのは初めてのようだ。記帳の後に過去の方々の名前を見た。師匠の名前を見つけた。そして修行の師であり師匠の師である南院の前官さんの迫力ある字。そのほか縁のある方々の名前を次々に見るたびに思わず涙がこぼれ出ていた。なぜ涙が出てきたのか分からないが全身から感極まる思いがあったのは事実だ。おそらく高野山でこうして縁をいただかせていただく方向へ導いてくださった多くの先師たち、高家寺に連なる歴代の住職たち、そして高家寺に連なる有縁の方々の、さらには私を高野山に導いてくださり今もなお導いてくださっている多くの方々、そのほか有縁の方々の思いが一心に込められたのだと思う。これで毎日高野山壇上伽藍で御影堂で、高家寺の名が入った過去帳が供養されることになった。ただただ嬉しいばかりだ。この縁をもっともっと大切にして進んで行きたい。

この学道で知り合った多くの方々にも感謝する不思議な縁が一杯あった。

そして何よりも、師匠と宿を貸してくださった南院さんに心より深く感謝する。

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