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2006年9月23日 (土)

マドンナの興行収入へのやっかみ記事に哀しみを覚えた

マドンナがこのワールドツアーで最高の売り上げをしたという。女性では新記録だそうだ。そのことを荒稼ぎと揶揄する記事を見た。あまりのレベルの低さに絶句。彼女はこのコンサートをするのにどれほどの練習を重ねどれほど練り上げたか想像できるだろうか。そしてバックダンサーズも、また彼女たちを支えるスタッフもどれほどぎりぎりのところでやっているのを知っているのだろうか。また彼女の思想的な深みやその思いの熱さを知っているのだろうか?これらを知っていたら二百数十億円の興行収入があったとしても驚くに値しないと思う。彼女は前回のコンサートで興行的には芳しくなかった。イラク問題のさなかに戦争反対のコンサートをし、共和党からは民主党応援コンサートと揶揄され、民主党員の一部からも非常識と言われた。そして数年、今あのときのコンサートが非常に評価が高くなっている。しかし、マドンナはそのときの反省からメッセージ性を落とすことなく、より原点であるダンスを取り入れ、体の芯から彼女のメッセージを伝えようとしたのが今回のConfessionsだ。このタイトルの意味を考えて、あのような記事を書いたのだろうか?あの記事を書いた記者に対して、またあの記事を載せた新聞に対して、その見識の低さに、とても哀しみを覚える。

十字架に対する弁明とした朝日新聞の記事にも疑問だ。あれは弁明ではなく説明なのではないだろうか。どうして弁明なのか?http://www.asahi.com/culture/enews/RTR200609220033.html

日本の新聞社の方々に言いたい。すばらしい記事を書く方とそうでない方との差が激しすぎる。そうでない方々は逆にマドンナを見習って欲しい。プロとはどれほど自分を磨き上げるのかを。そうすれば彼女を批判できなくなる。よくよく反省していただきたい。

ちなみにこの文章を書きながら私も自己反省している。現実的に私もシェフを通して彼女が非常に身近になった。彼女の前に立ったとき、彼女に恥ずかしくない真言学侶でありたいと思う。

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