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2006年5月 7日 (日)

瞑想と眠り

先日、寺子屋の生徒たちに、何をしているときが楽しいかを書いてもらった。ビックリしたことがあった。すべての生徒が「眠ること」と書いてあるのだ。眠ることが楽しい・・・少し悲しい思いをした。睡眠をできる限り押さえよというのが仏教の教えだ。眠りが仏道を邪魔するとさえ言う。一例としてあげると『天台小止観』。この書には「それ眠はこれ無明の惑覆なり。これをほしいままにすべからず。」とされている。

眠りは心地よいのも事実だ。私自身の睡眠不足が続くと体力を落とし、身体がいうことをきかなくなる。喘息の発作が起きるのもこういうときだ。ところがふと気がついてみると、そういうときに限って、修法の時間が短くなっている。瞑想の時間が短いのだ。修法の時間が長く、瞑想している時間が長いと、不思議と睡眠も少なくて済む。体力も落ちないし、朝も爽快に目が覚める。睡眠と瞑想の相関関係は実に興味深い。

また精神的に落ち込んでいるときは、眠りの中に逃げたくなるのも事実だ。そういうときに限って夢の中に逃避したくなる。そうした夢の世界に浸ると、現実からより離れてしまい、より夢を貪り、自分の道から遠ざかっていくという悪循環を起こす。やはり眠りというのは必要なものであるが、コントロールすべきものである。それが今の私の見解だ。

生徒たちが眠りを貪ることなく、コントロールしてくれるようになることを私は望む。そのための方策を考えてみたい。

今日は所要があり、夜中まで起きていなくてはならない。明日の朝はいつもより瞑想の時間を長くしようと思う。

今宵はこれまで。

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