« 見た目よりも中身 | トップページ | 仕事よりも家族 »

2006年4月27日 (木)

LB級の岐阜刑務所の実態はどうなっているのか?

刑務所はA/B/LB級という等級がある。Aが軽い刑務所、LBがもっとも重い刑務所といわれている。かつて検察審査会で、LB級の岐阜刑務所を訪れたことがある。驚いた。表面であの状態ならば、実際のところは・・・。とても人が全うに暮らす場所ではない。更生もいかがなものか。

そして情報が入ってきた。ひどい状態であることを。刑務官のほとんどが守秘義務を盾にその窮状を誰にも相談にできずに居る状態のようだ。個人情報は保護すべきだし、施設のセキュリティに関することはもちろん守秘せねばならないが、現状がどうなっているかは情報公開をする義務があるのではないだろうか?

私はすぐに、河野太郎衆議院議員のホームページから彼にメールを出してその窮状を訴えた。彼は今、法務副大臣だからだ。既に半月近く経つ。しかし無しのつぶて。彼は日本の国会議員の中では最も優秀な改革議員といわれている。私も今まで高く評価してきた。結局彼のあれはパフォーマンスなのか。もしそうならばとても残念だ。結局は古き自民党なのか。逆に今、彼のスタッフが調べている最中ならば、ぜひ急いで欲しい。多くの刑務官たちが、そして多くの受刑者たちが苦しんでいる。ますます状況は悪くなるばかり。急いで解決に向かって欲しい。もしよき方向に向かうならば、彼は自分の所轄を真に改革した副大臣として高く評価されると思う。

マスコミ各社に調べて欲しいものだ。日本のLB級の五つの刑務所の状態を。守秘義務などという壁を突き破って欲しい。情報公開をして欲しい。そこは既に更生施設ではなく、人間の最終処分場になってしまっている可能性がある。くしくも、岐阜刑務所はLB級。そしてその近くには不法投棄で有名な椿洞がある。あの一体は、ゴミも人も不法がまかり通った場所なのか。雑誌もテレビも新聞も取り上げて、日本人一人ひとりに知ってもらい、いろいろ感じてもらいたい。諸外国はどうなっているのか、あえて言えば外国のマスコミに調べてもらうのも一つの手かもしれないと感じ始めている。

刑務所や最終処分場を増設するのではなく、元を断つ工夫が必要だ。その一つとして、薬物依存症の人を刑務所ではなく治療所に送るという工夫が必要な気がする。これについてはまた後日。

|

« 見た目よりも中身 | トップページ | 仕事よりも家族 »

コメント

岐阜刑務所に私の大切な人がいる。こないだ面会に行ったが会わせてもらえなかった。犯した罪を反省する場であり、それと同時に気持ちのケアーも必要ではないのか?
かなり長い年月拘束されているだけで大変な罰をうけている!なのにもかかわらず、少しの希望ももたせないなんて、ひどい!
こうせいするどころか、気が変になってしまうであろう!この暑い中エアコンなんてもってのほか、扇風機さえあたえられていない!ただのいじめだ!そんな環境で何を反省できるというのだ!
あー厚い喉かかわいた、何か飲み物が飲みたい!こんな事が先に頭にくるだろう!
皆人間だ!犯した罪の裏には沢山の人には言えないものがある!皆純粋な人達がそこには沢山いるのだろう!
刑務所の中ももっと公表すべきだ!
密室の中何があるのか公表すべきだ!

投稿: にんにん | 2009年7月19日 (日) 15時43分

私は、岐阜刑務所とかLB刑務所が悪いんじゃなく法務省・・・政府の方針が問題だと思います。
私の懇意にしてる岐阜刑務所刑務官は高校時代柔道で全国大会上位に入った猛者ですが、心優しく律儀な男です。
詳しくは話せませんがすべては指導官庁の責任でしょう。

投稿: 名無し | 2011年1月15日 (土) 21時06分

うちの父も岐阜でした。

嘆願書を書いたこともあります。

投稿: 通りすがり | 2011年10月 1日 (土) 10時38分

岐阜刑務所の実態はひどいものとなっていいるようです。面会については親族及び身元引受人のみに限定されており、親族についても現在服役している事件の逮捕後に養子縁組で親族となった場合は、親族であっても面会が認めらていない状況にあるようです。

投稿: 岐阜出身 | 2013年10月21日 (月) 01時32分

岐阜刑務所はひどい状況です。非親族との面会は2006年の法改正でいったん認められるようになったにもかかわらず、2010年に内規の変更という形で一律禁止となった。これに対して受刑者からの苦情申し立てが殺到したほか、例えば2010年12月21日付の東京新聞にて鎌田慧氏のコラムで「受刑者処遇の逆行」というタイトルでそれまで面会できた人が面会を不許可にされた事例を載せていますし、2011年1月14日でも「こちら特報部」に大きく載っています。私個人も以前面会できた亡き恩師の妻と支援者の面会が不許可とされ、提訴したが、敗訴して今は最高裁に上告中である。証拠上は原告が有利にもかかわらず、裁判所はそれでも国側の主張しか聞いていません。最高裁でも負けるようじゃ日本の三権分立の終焉というほかはないと思います。

投稿: 汪楠 | 2015年2月18日 (水) 10時20分

岐阜刑務所
あの壁の向こうでいったいどんな事がおきているのか?面会に行く度思う!
岐阜刑務所を始め
刑務所の実態を明らかにするべきだ!
何か良い方法はないであろうか?

投稿: とりとん | 2015年8月12日 (水) 05時10分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: LB級の岐阜刑務所の実態はどうなっているのか?:

« 見た目よりも中身 | トップページ | 仕事よりも家族 »